梅に四十雀

  1. DIARY
  2. 149 view

大きめのカップ1杯分の分量

GWは気持ちの良い天候に恵まれていて、お花も見頃の様で楽しい連休になっているかと思う。

私はちょこまかと5月1日のリニューアルオープンに向けて仕事をしながらコーヒー豆を焙煎したりカレーを作っていた。窓から見える散り際の桜を眺めて、せめてあの木の下でコーヒーを飲みたいなどと思いながら夕暮れを迎えてしまった。

日が長くなった。
甲高い声が近くで鳴くので窓を開けてみると「シジュウカラ」が近くの梅の木でちょんちょん飛んでいる。
かわいい。

「シジュウカラ」はどんな鳥なんだろうと後で調べてみると体長約14.5cm、体重約14gだそうで、ほんとか⁉︎
数値で見ると思いの外小さいのだ。
ますますかわいいわ。

そういえば自分でコーヒーを飲む時には、このシジュウカラの体重と同じ14gの豆を粗めに挽いて1杯分のコーヒーに使っている。
何だか、シジュウカラにえも言われぬ愛着が湧いてしまった。かわいいじゃないか。

思い出

お店を開業した頃、コーヒーの本の類を読み漁って1杯分約8gをどうにかして美味しく淹れられないかを必死に探していた頃を思い出した。何も読み漁らなくても1gずつ増やすなり減らしたりしていけばよかったのに。なんて思うのだ。なんでも一気にこなせる様になりたいけど、それは無理のかかる続かない原因になる。そう思う。やりたいことをやりたいだけ必死になればいいのかな。それで突然に見えてくる領域があるから不思議だ。教本通りなんてしなくていい。自分の感覚を怖くても信じてみるのがいい。

例えばそれはギターの「Fコード」みたいに、最初は全く音が鳴らずにいて、でもある日突然に音が鳴り出す不思議とよく似ている。「Fコード」の音が鳴らない期間がどれほど悔しくて悲しかったかをよく憶えている。毎日毎日ボコボコと響のない音を出していたから止めてしまおうかと、才能ないんだとか、「Fコード」くらいで才能とか言っていた自分が情けなかった。ただいつか煌びやかに響く音をイメージしての練習は必要だったのだ。

コツはイメージを持つこと、続けること。

ま、そんな思い出まで小さな四十雀は思い出させてくれた。

日が暮れるとまだまだ寒い日もあるが、しっかり春うららな1日だ。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

『この世界の片隅に』

映画を観る時はいつもポップコーンとコーラだ。映画を観る時は映画に集中して何も食わず、何も飲まずという人もいるがわたしはだらしなくポリポ…

  • 74 view

続・草むしりの効果

店長!気持ちの良い場所で座ってコーヒー飲みたいなんでもやってくれる店長だ。「そうですねぇ」とその辺にあった板切れを持ってきて素朴で可愛らしいベンチを作って…

  • 238 view

今日からまた雪だ

どかっと降った雪が消えるかなと思っていた矢先に、また雪が舞い降りてきて夕方頃には真っ白になっていた。そりゃ冬だから仕方がないが、またどかっとやられるのは嫌なのだ。今年…

  • 164 view

散歩道を歩く音

目の奥に潜む美面白い話なんてものは早々に見当たらないので今日はこのままパソコンを閉じてしまおう、なんて思いながらもかれこれ2時間ほど経った。できることなら毎日記事…

  • 226 view

春だから

うきうき先日銀行へ向かう途中に猫が飛び出してきた。左右確認もせずに飛び出しちゃって気をつけないとね。と、春なんだなぁって思った。そのあとすぐにトラックが左右確…

  • 51 view

春景色のゴールデンウィーク

GWも後半すっかり春景色に包まれた湯沢市もGWで帰省中の方々が多く訪れている。心なしかGWに桜は間に合ったものの散るのが早いかとも感じたが、この儚さも美し…

  • 231 view