抽出というのは何事にも通ずるか?

  1. DIARY
  2. 358 view

今日はコーヒー豆をできるだけ細かく挽いてドリップした。
できるだけといってもエスプレッソ用までにはいかない程度に留める。単なる気分転換だ。抽出されたコーヒーは味わいがドシッとしていて冷めるににしたがって口の中には重たい余韻が停滞していた。その辺りは好みによると思う。

今後に使う資料作りのため長く机に向かって思いつくままに書き綴っていたが、とうとう煮詰まってしまい外へ出る。
よく散歩していた道に出ると緑がわんさと伸びていた。昨夜の雷雨のためか日陰はひんやりとして涼しくてなかなかに気持ち良い。深呼吸すると煮詰まった鍋の中に差し水したかのように賑やかになった思考も落ち着く。
やっぱり「どう伝えたいのか」というものと、「自分の意思」が弱い気がする。

上手くまとめようとすればする程に「伝えたい」がフラットになっていく。
それは伝わりやすいのかも知れないが、何だか面白くないのだ。伝えたいことを増やしていくだけでなく、引き算して必要な自分らしさを残しつつ作らなければ。何だか資料づくりはコーヒーの抽出と似ている気がする。あれこれと試しながら自分の好きな味わいへ繋げていく。

分かりやすく、特徴を感じてもらい、実践できる入り口を考える。
伝えることの難しさ、今更にして課題多し。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

雨の声

雨は物に当たって音がするシトシトと降る雨に音はないのだけど何かに打つかって音がなるということだ。とても心地の良いコラボレーション感じる。単体では声にならな…

  • 167 view

ある日のコーヒーの香り

秋の夕暮れコーヒー日が暮れ始めると途端に寒くなってくる。あっという間に10度くらいまで下がりそろそろストーブの準備をしなくてはと思うこの頃だ。店内は焙煎機…

  • 397 view

遅い夕食

近所で美味しいラーメンが食べれる幸せよ。アリラン カルビキムチラーメン。…

  • 366 view

外に出て飲むコーヒーが最高の季節だ

自分で飲むコーヒーは良い意味で適当に飲みたいと思うコーヒー豆をきっちり計って少し粗めに挽いてみる。挽き目はお好みでいい。今日はさらりと口溶けが良く軽や…

  • 353 view

ある子猫の生涯

虚無と花子猫が倒れていた。目脂と涎で顔は汚れ失禁していて時折思い出したように苦しく深く息をし、まるで嗚咽するかのようだった。瞳孔は開き血色無く身体は冷…

  • 529 view

夏になってきた

ミヤマクワガタお店のドアに張り付いてゆっくり動いている。毎年6月中旬くらいにクワガタを見かけているので梅雨前の夏の始まりを感じる。この時期の気候がとても好きで…

  • 298 view