コーヒーを模索する

  1. COFFEE
  2. 36 view

言葉に出ない違和感

目先のものに捉われていると着地点がズレてしまって、あれ可笑しいなとなる。よくあることで日常的と片付けたらそれまでだが、小さな疑問や違和感の積み重ねから課題が見えてくることがある。コーヒーをドリップしながら、いつもと違う違和感を感じていると、いつものペーパーフィルターとは違っていた。

これはどこで気が付いたかというと、ドリップする前にフィルターを取り出して端を折る時に「ん?」と違和感を感じていた。しかし言葉として行動として表面に出てこないでいた。次に感じた違和感はドリップしている時に僅かにサーバーに落ちる速度が速くて抽出タイミングが掴みにくかった。

そしてカップに注ぎ飲んでみて「あれ?」となるが、気のせいかなともう一度口に含み確認する。香りや味わいに疑問が湧いてくる。

こういったことは思い込みなのか、そうではないのかの判断をしたいものだ。ちょっとした環境の変化でいつものバランスが微妙に崩れてしまうことがある。原因がわかれば対処できるので、焙煎や抽出時には結構敏感になってしまう。何も知らずに出されたら余計に気が付き難くなるが、どういうった違和感になって届けられるか分からないのでお店でコーヒーを抽出する時は集中することになる。どうせなら「いつもと違うよ」や「美味しくないよ」なんて言葉にはっきり出る違和感の方が修正しやすいが、知らずのうちに何かが遠ざかっていくのを感じるのは寂しい。

言葉に出ない違和感は寂しいものだ。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

遠い国でのこと

農園に響く生き物の声朝早くに目が醒めてゲストハウスから一歩踏み出せばそこにはコーヒーの木々がたくさん育っている。農園は夜明け前に降った雨によってしっと…

  • 11 view

雲の上の青い空

大地からと空から見ると出張があり東京へ出かけてきた。セミナーとSCAJへ行き見に詰まった時間を咀嚼し始めている。凝縮した2日間は、コーヒーと人、少しの辛い…

  • 122 view

コーヒーと人の声に

NIIGATA COFFEE FESTIVAL@アオーレ長岡3月26日に参加した「NIIGATA COFFEE FESTIVAL」はたくさんのご来場者によりと…

  • 40 view

エスプレッソとカレー

凝縮感と一体感かれこれずっとカレーを作り続けている。毎日のルーティンワークにすらなっている。スパイスの配合が面白い時期もあったが、そこでコーヒーに置き換えてみ…

  • 107 view