紛れこむものの作用

  1. COFFEE
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カエルの合唱が風に乗って聞こえてくる。
そろそろ田圃に水が入る季節だと知れる。こういう里山の田舎では自然からたくさんの便りがある。今年も「アカショウビン」が来てくれた。なかなか姿は見せてくれないが森の中から美しい鳴き声を届けてくれる。2年ほど前にお店の近くまで来るようになり、よく窓から赤い綺麗な容姿を見せてくれてた。けれども、窓ガラスにぶつかってしまい、気付いた時には助けることができなかった。その鳴き声で充分だからどうかそのまま森で過ごして欲しい。

ここ数日は風が強いが、初夏になった様子で毎朝に飲むコーヒーの雰囲気も変えてみようとあれこれ試している。
最近はコーヒー豆を粗めに挽いている。挽いた豆から甘い香りが立ち昇っている。
缶を近付けて吸い込むと甘い香りが記憶を撫でていく。

まるで呼び出されたように現れた異国でのことたちが、手や腕なのか、足なのか背中なのか、私のどこかに宿りコーヒーと再会するのだ。そういうものたちがコーヒーの中へ滑り込んでいくのだが、そういうものたちはやっぱり味や香りとしては見つかり難い。

コーヒーの妙味として何かしかの雰囲気になれば良いなと思うこの頃。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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