コーヒーと恋愛
春になるとなんとなく口ずさんでしまう歌がある。
サニーデイ・サービスの『東京』というアルバムは1996年に発表された。もう21年前になるけれどその時から春になるとこの桜のジャケットを思い出す。
私はサニーデイ・サービスが歌う東京に憧れて上京したのだ。
このアルバムの最後に歌われるのが「コーヒーと恋愛」という曲で
ボーカルの曽我部恵一さんが軽やかに歌う、この可愛らしい曲は私にとっていつからか春を告げる曲となった。
この曲で歌われるコーヒーはどんなものか分からないけど、ミルクが螺旋を描く様を想像してとっても美味そうなのだ。
もしかしたら、このコーヒーが初めて美味しいと思ったコーヒーかもしれない。
コーヒーは想像力を働かせてくれる。
コーヒーの香りや味わいを探すのも楽しいし、ただそのままでも魅力的なのかもしれない。
コーヒーカップを握っている人がいたらそれだけで魅力的だ。
コーヒーを飲みながら、友人や好きな人と日常の出来事を話す人、口喧嘩をする人、仕事をこなしながら飲む人、考え事をしながら飲む人。
そんなコーヒーと人に関われるのはとても幸せだと思う。
んー。
なんだか、まとまりのない話になりそうなので、この曲の最後の歌詞で締めくくろう。
娘さんたち気を付けな コーヒーの飲み過ぎにゃ