そうそう忙しくないのに、追われていたことに気付くと大晦日だ。
先週の大雪では毎日除雪に追われて仕事も後回しにな李、今朝も昨日からの雪に呑み込まれている。年末の慌ただしさも若干掻き消されているように感じる。
今年は振り返ることが多かった。
コロナ禍で思うように動けないと、何かのせいにしていたこともあったけれど、夏を過ぎて少し涼しくなった頃からは落ち着いて考えるようになった。
今までに感じることがなかった期間でもあって、「何と向き合うのか」や「今まではどう向き合ってきたのか」を少し知ることができたこと、そして当たり前の中にあった「曖昧さ」に気付かされた。
曖昧さに包まれていると楽で良かった。
時には緩衝材になり、また決断を鈍らせる要因にもなったし、全ては自分の中にも逃げ道はたくさんあったわけだ。
そんなことをつらつらと考えている時に自分の中心にあるコアに熱量を感じることもできて少しホッとしたのを覚えている。
何と言うか子供のころに抱いていた夢を撫でられた気分だった。
それらを懐かしむのか、気持ちを引き締めるのか。
知らぬ間に自己否定していることもあったのだと反省した。
今年は予定していた出張のほとんどは中止となり、どこか気持ちまでもが凍結された気分だった。
固く凍った塊をどう融かしていくのかを知る術もなく感じていた。
しかし、この長い期間のおかげで小さな自分を解体してみると色々と思い起こされまだまだ絞れることを知ると勇気も湧いてくるものだった。行動も思考も止めてはいけないなと、自分自身に再度刷り込んだ。
ともあれ、ここまで色々と大変な思いをしているのは自分だけではない。
毎日多くの人に支えられて大晦日を迎えている。
振り返れば、今年も良き年だったのではないかと感じている。
本年もたくさんのご愛顧を頂き心より御礼申し上げます。
どうぞ来年もよろしくお願い致します。
それではまた。