春よ来い

  1. DIARY
  2. 441 view

いつの間にか2月になっていたなんて言わない。
年末からの大雪でどこもかしこも雪に埋もれてしまった感じの、記録的な、これぞ雪国といった風景の中での暮らしを振り返ってみるとどうだったろうか。口ではしんどいしんどいと繰り返して除雪に追われていたものの、心の何処かではどこまでも嫌う感じがなかったように思う。きっとこの冬に南国へ長期間行ってしまえば、冬の感じがしないと多少の不満を漏らしたに違いない。まるで雪室の中にいるような時が止まってしまったかのような、熟成された心持さえ感じている。

2月23日は会社の誕生日だ。
6周年を迎えられたことにただただ感謝しかない。
コロナ禍で何もかもよく分からなくなりそうで不安を握り潰して色々なことに挑戦したなと、握ろ潰した不安が何へと変化したのか思い返したりすると、特にものづくりへのエネルギーへとなっていたと思う。眼に見えないものの怖さを感じたこの1年は未だ終わりではないが、それでも少し前へと進むことで良いと感じている。その中で多くの方々に支えられてきたことに胸がいっぱいになる。

そして嬉しいこともある。
1年ほどコロナ禍で出張もできないでいるが「季刊誌 日本で最も美しい村新聞」のカメラマンとして多くの町や村を訪ねて来た。その新聞が書籍化へ向かっているということは、私にとってはとても嬉しいことだ。只今新聞の編集長がクラウドファンディングに挑戦中で興味を持たれた方は下記のリンク先をぜひ読んで欲しい。

「日本で最も美しい村」新聞を書籍化、多様な働き方を実現できる社会へ

「日本で最も美しい村」新聞を書籍化、多様な働き方を実現できる社会へ
「日本で最も美しい村」新聞を書籍化、多様な働き方を実現できる社会へ
以下引用

全国にあるさまざまな地域の書店や図書館で手にとっていただけるような挑戦を始めることにしました。
2020年12月現在、Vol.34をリリースしています。この季刊誌は毎号5,000部から8,000部を配布してきましたが、現状、限られた場所でしか販売されていません。コロナ禍もあり、なんだか窮屈さが増している都会の暮らしだから、今こそ「美しい村の言葉」を届けたい。美しい村に触れて欲しい。そんな気持ちから季刊紙の書籍化に思い至りました。2012年から2020年まで取材した30町村の中から、すでに編集及びレイアウト作業を終えました。

取材時は多くは人との出会いや食文化に触れては「ハッ!」とさせられたことは少なくない。美しさは景観のみならず、暮らしであり、声であり、またこぼれ落ちた言葉であったりと幾度となく身に沁みる想いに駆られるものだった。

私にとってコーヒーも旅だった。
そして写真も旅だった。

旅での出会いは自分を膨らませ、イメージも濃く鮮明になっていった。それらは出会う人たちの言葉や眼差しによって、または間近で受ける感触などだ。百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、言葉だけでは埋まらず、見るだけでも足りず、触るだけでは決められない、三位一体が一瞬のうちに覚悟を決める要素になっているのだと感じている。

身体や記憶にも温かさの残るものづくりをし続けたいと思っている。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

雨の声

雨は物に当たって音がするシトシトと降る雨に音はないのだけど何かに打つかって音がなるということだ。とても心地の良いコラボレーション感じる。単体では声にならな…

  • 167 view

夜空に白い渡り鳥が鳴く

食べ尽くすのではなく、食べ歩きをするということ11月になった。朝晩の冷え込みが増してきた。そろそろ薄氷が張るのかどうなのか、里では紅葉も見頃になった。午後15…

  • 1263 view

言葉の彼方経験を積んだ、若しくは重ね上げた先に広がっていく末に描かれるものはいつだって尊く感じる。一瞬の情景が言葉に変換された時に人の想いが過っていく。素敵な…

  • 241 view

Happy New Year 2018 !

お正月の過ごし方毎年のお正月の過ごし方が、まるでお正月になっていない。年末年始もなく仕事しながら過ごしている。いつの日かお餅食べたり凧揚げなどをしてみたい…

  • 202 view

抽出というのは何事にも通ずるか?

今日はコーヒー豆をできるだけ細かく挽いてドリップした。できるだけといってもエスプレッソ用までにはいかない程度に留める。単なる気分転換だ。抽出されたコーヒーは味…

  • 358 view

田圃の中で考えたクリエイティビティ

新しいものを生む想像力男鹿市五里合にある「こおひい工房 珈音」さんの田んぼで稲刈りをしてきた。6月下旬から7月下旬の頃に「蛍カフェ」のコラボレーション…

  • 391 view