素直な心を大切にして欲しいのは、忘れていくからだ

  1. DIARY
  2. 836 view

単純さと難解さ

子どもの頃に「どうしてバラにはトゲがあるのかな?」て思った。

学校へ持って行こうとして摘み取る時に握って棘が刺さり出血したことがあった。
先生にいい香りを嗅いでもらいたくて、でもいい香りがして綺麗なのに棘があって触れなくて悲しかった。

大人になってからは知識でそれを補い理解した。
理解をしたら途端につまらなくなり、子どもの頃のバラのことを思い出すことはなくなった。子どもの時のその時の素直な気持ちを感じなくなった。その単純な行動をしなくなったというより、怪我をしないで摘み取る方を先に考えてしまうのだ。いや、これは子供も大人も正解かも知れないが、損をするかも知れないがその衝動的な行動には誰かのための素直な気持ちで満ち溢れている。
その衝動には多くの諸問題は含まれると思うがね。。

大人になっていくと子どものような単純明快なことができなくなったり忘れていったりするのだろう。それは多かれ少なかれ様々な経験をして一喜一憂を繰り返すうちに生き方が難解になっていったりもするのだろう。本当はもっとシンプルに生きていいのに、そうなってしまうのだろう。それが自分を首尾よくコントロールしていくことだと思い込んだりしてるのだけど、守るべきは単純明快な素直な心だ。
私の勝手な考えだから悪しからず。

どんなに美しく写ったバラの写真だって香りは届けられない。子供の頃の私は香りを届けたかった。今の自分では怪我をしたバラの棘を美しく捉えられる視点を持つくらいがせいぜいのところだ。
バラは狂気の沙汰で、そして美しい。

知識や経験があっても未だに香りを摘み取ってこれないでいる。

素直な心を忘れたらその花の香りも消えてしまうだろう。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

自分が住んでいる街について

人と街毎日コーヒーや写真やカレーを追いかけたり追われたりしているのだが、ふと自分はどこへ向かうのかと考えることはしばしばある。自分が育った街に戻ってき…

  • 411 view

星空を撮影する時の大敵はズバリ蚊だ!

耳元で囁く蚊の声お盆を過ぎるとすっかり涼しくなった。毎年のことだがどうにも寂しくなる。これは勝手に感傷的になっているので主観的だが夏祭りも、お盆を境界線にして…

  • 632 view

枯れて咲く紫陽花

枯れて色濃くきれいに咲いているのも好きだが枯れていく様も悪くない。瑞々しい色が退色していってカラカラに乾くと、それまでにない存在感が出てくるドライフラワー…

  • 320 view

朝霧の中で鳴く虫の声

言行不一致1日が素早く過ぎていく感じに追い付けていないのか、または追われているのかどうかなどはどうでもよいのだがとにかくあっという間だ。考える事ばかりで手足が…

  • 233 view

水たまりの底までビシッと凍ってる

久しぶりの道東@釧路明日から撮影で釧路までやって来た。秋田空港で滑走路の除雪作業の為30分遅延した。千歳発の釧路行きまでには乗り継ぎできない可能性が高いと…

  • 505 view