素直な心を大切にして欲しいのは、忘れていくからだ

  1. DIARY
  2. 690 view

単純さと難解さ

子どもの頃に「どうしてバラにはトゲがあるのかな?」て思った。

学校へ持って行こうとして摘み取る時に握って棘が刺さり出血したことがあった。
先生にいい香りを嗅いでもらいたくて、でもいい香りがして綺麗なのに棘があって触れなくて悲しかった。

大人になってからは知識でそれを補い理解した。
理解をしたら途端につまらなくなり、子どもの頃のバラのことを思い出すことはなくなった。子どもの時のその時の素直な気持ちを感じなくなった。その単純な行動をしなくなったというより、怪我をしないで摘み取る方を先に考えてしまうのだ。いや、これは子供も大人も正解かも知れないが、損をするかも知れないがその衝動的な行動には誰かのための素直な気持ちで満ち溢れている。
その衝動には多くの諸問題は含まれると思うがね。。

大人になっていくと子どものような単純明快なことができなくなったり忘れていったりするのだろう。それは多かれ少なかれ様々な経験をして一喜一憂を繰り返すうちに生き方が難解になっていったりもするのだろう。本当はもっとシンプルに生きていいのに、そうなってしまうのだろう。それが自分を首尾よくコントロールしていくことだと思い込んだりしてるのだけど、守るべきは単純明快な素直な心だ。
私の勝手な考えだから悪しからず。

どんなに美しく写ったバラの写真だって香りは届けられない。子供の頃の私は香りを届けたかった。今の自分では怪我をしたバラの棘を美しく捉えられる視点を持つくらいがせいぜいのところだ。
バラは狂気の沙汰で、そして美しい。

知識や経験があっても未だに香りを摘み取ってこれないでいる。

素直な心を忘れたらその花の香りも消えてしまうだろう。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

春よ来い

いつの間にか2月になっていたなんて言わない。年末からの大雪でどこもかしこも雪に埋もれてしまった感じの、記録的な、これぞ雪国といった風景の中での暮らしを振り返っ…

  • 373 view

星空を撮影する時の大敵はズバリ蚊だ!

耳元で囁く蚊の声お盆を過ぎるとすっかり涼しくなった。毎年のことだがどうにも寂しくなる。これは勝手に感傷的になっているので主観的だが夏祭りも、お盆を境界線にして…

  • 485 view

今日春蝉が鳴いた

森の奥の方から聞こえてきた。シャンシャンと響く声を聞いて何やら落ち着かなくなってきた。春蝉が鳴き始める頃、窓を開けると心地よいそよ風が流れ込み、緑がキラキラと…

  • 338 view

夏の通り道

お盆を越えて随分と涼しくなった。近くの水路にサンショウウオがたくさんいて驚いた。夏は通り過ぎていった様子もあるが、残暑はあるだろう。東北の暑くて短い夏も後…

  • 433 view

台風18号

風の音が響く台風18号の影響で風が轟々と鳴り響いている。時折突風が吹きトタンの隙間に風が入るとバンバンと大きな音を立てている。雨はまだ小ぶりだが横から降ってく…

  • 177 view

カリントスキー

思い出したように食べ始めるひっそりと隠していたわけではないが小さい頃から「かりんとう」が好きなのだ。なんと言えば良いか、絶妙なバランスと味わいなのだ。黒糖の香…

  • 255 view