春がやって来る
窓の外を眺め「なごり雪か…」と店長が呟いた。
先日までの陽気は失せて細かい雪が舞っている。
冬の間は人の狡さと都合の良さを見たが胸に残る思いは少なかった。
素直に生きていると、たまに穿ち過ぎてしまいハッとする。
焙煎や撮影なんかもそういう時がある。
道具や技術でなんとかしようとしてしまい、肝心の自分の動きが鈍くなっていると元も子もない。
ところで先ほどから走り回って騒がしいのは子猫のピノだ。
勢いよく走り私の膝の上に飛んできてきたかと思うとそのまま更に飛び、キーボードの何かしらのキーを押し込み滑ってデスクの本を倒したかと思うとディスプレイの角の匂いをスンスンしている。春は騒々しいものだ。
それにしても久しぶりに記事を書いた。
なかなかのサボり具合だった。方々で楽しみにしてくれている方の声を聞きながらも書けなかった。
本当に申し訳ない。もう少し書いていこうと思う。
それではまた。