日本で最も美しい村 季刊誌取材 塚原編 最終回

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塚原高原の朝

グランピングからの目覚めは贅沢な夜の余韻があった。
焚き火を囲み、語り合うのはキャンプの醍醐味だが、そこへ食事が目の前で調理し提供される。何もかもが自分たちの手で創作されるのも面白いが、至れり尽くせりのグランピングはまた一味違っていて良いのかも知れない。

ストレッチしながら朝食を食べに歩く。
ここでも手の込んだ食事が準備されていた。

少しゆっくり目に朝食を食べながら色々と考えていた。

木陰で撮影する。
木漏れ日が揺らいでいてそよ風が通っていく。

取材チームの皆は犬や猫が好きで良く足を止めては愛でる。
最初は警戒されるのだが、匂いをクンクンと嗅ぐと安心するのか優しい目に変わる。匂いで何かが安心に変わるのか、一体匂いにはどんな情報があるのだろう。

牛舎へ行き撮影する。
この日も夏空が広がり暑い。牛舎の中は大型の扇風機の音が轟々と響いている。
子牛が一頭繋がれていた。大きな牛は黙ってこちらの様子を伺っており、背を向けると柵から顔を出して舐めようと長い舌を出したりしている。牛の表情は凛としていて優しそうだが、どこか緊張している。

前日に取材で訪れた「フォレストインボン」にて昼食。
ミシュランに輝いたレストランで予約を取るのも大変とのこと。

ランチもしっかりとコースになっており、どれも繊細な味付けと華やかな盛り付けが印象的だった。

ランチを堪能して取材は無事に完了だ。
別府市内へ戻り、駅周辺でしばし休憩した。

今回も取材を通して見える景色は様々な考え方を持たせてくれた。

写真はイメージやコンセプトを持たなくても撮れてしまう。
この「撮れてしまう」が自分を曖昧にしてしまう。そういう気がしてるのだ。

実際それで良いこともあるし、それが写真なのだと納得させられることも少なくない。しかし、しっかりとイメージを持って撮影していく中で得られる写真の雰囲気は厚みを増していくと感じる。

そうやって自分の中にある「美しさ」を追いかけて行くのだ。

不意に出会う美しさや、じっくりと観察することで浮かび上がってくる美しさ、どれもが固定化されたものではない。

それはとても自由であって、ある種の思念なのかも知れない。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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