コーヒーの香りで旅気分

  1. DIARY
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香りで思い出す景色

いざ生産国へ行くとなると緊張気味になる。どんなところでコーヒーが育っているのか、どんなコーヒーが待っているのか楽しみでならないのだが。しかし、トラブルはない方が良いので色々と心配もある。行ってしまえば楽しく過ごすのだが、行くまでの道中や就寝前には不安を抱えたりするナイーブな質だ。

長時間のフライトは映画を眺めて何とかなると思っていたが思いの外退屈する。機内食が割と楽しみになった。トイレへ行く時にストレッチするのが気持ち良くリフレッシュされる。機内から眺める月や星が煌々と光っているのを見ると日本が恋しくなる。飛行機の窓に霜が張り付いている。

空港に降り立ち外気に触れると異国の香りがする。聞きなれないスペイン語のテンポ良さが心地よい。割と荒い運転。野良犬多し。インコが電線に止まっている。艶やかな花。トロピカルフルーツ天国。

カップの中から立ち上る香りを吸い込むと頭の中ではスライドショーが流れる。その時の会話や気温湿度、スコールの激しさやこれは無理!という食事があったり、香りにはたくさんの景色が詰まっているのだと思う。コーヒーの隅々まで自分が関与しているかのように思えてくる。

恐るべしコーヒーだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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