動機という力

  1. DIARY
  2. 338 view

「動機」という言葉が持つパワー感が凄い。
動機の有る無しは結果に作用し、それは欲したところで簡単に手に入る類ではない。
何となくでは届かない領域といってもいい。

今までの自分、これからの自分をもう少し掘り下げる良い機会だ。悩みとは違い自分を知る行為で、過去・現在・未来の自分はやっぱり自分であり、きちんと受け止めなければならないのは、進むと決めた方角があるからだ。

自分の動機はどこにあったと、日々の生活や、日常業務に追われてなどと言い訳にしたところで通らない。なぜ今の仕事をしていて、ストイックに進み、足を踏み入れて行くのか。一つの場所に止まれないでいるのは、過去の自分に起きた様々な出来事が起因している。自然は常に変化して行き何事も待ってはくれない。そういう連鎖の中で自分の憧れを追いかけてきた。

動機を忘れかけてしまったのなら、今一度自分の胸に突き刺して前を見たらいい。
そう感じる時間だった。

素敵なお話をしてくれた岡崎 正信氏への感謝と、懇親会で私に色々と話しかけてくれた数人の方々へ心より感謝したい。

カップの中には凝縮されたコーヒーが抽出される。
凝縮の中に私は何を込められるのかな。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

いつかの空、いつかのコーヒー

燃えるような空はあっという間に燻んで冷めていった。早くも10月は終盤を迎えてしまい、紅葉は里山までに降りてきた。こちらの記事の更新では、あれよこれよといい加減…

  • 460 view

梅と桜の蕾が膨らんで

春を待っていた4月に入りあっという間にそろそろGWといった雰囲気になった。今年は10連休だそうで、とにかく長いね。羨ましい。それはそうと先日は綺麗な満月の…

  • 366 view

ある子猫の生涯

虚無と花子猫が倒れていた。目脂と涎で顔は汚れ失禁していて時折思い出したように苦しく深く息をし、まるで嗚咽するかのようだった。瞳孔は開き血色無く身体は冷…

  • 528 view

夕焼け小焼け

空が桃色になる「夕焼け小焼け」の「小焼け」は北原白秋の造語だった可能性があると何かで読んだのを思い出した。写真では桃色と紫が強く写し出されたが、本当は…

  • 937 view

よく冷えた朝には

蛇口からお水が出なくなるここ数日間よく冷えた。-15度を下回った。ストーブを焚いていてもいつもより寒いし、雪の上を歩くとキュッキュと鳴くのだからまるで北海…

  • 308 view

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 2958 view