抽出というのは何事にも通ずるか?

  1. DIARY
  2. 306 view

今日はコーヒー豆をできるだけ細かく挽いてドリップした。
できるだけといってもエスプレッソ用までにはいかない程度に留める。単なる気分転換だ。抽出されたコーヒーは味わいがドシッとしていて冷めるににしたがって口の中には重たい余韻が停滞していた。その辺りは好みによると思う。

今後に使う資料作りのため長く机に向かって思いつくままに書き綴っていたが、とうとう煮詰まってしまい外へ出る。
よく散歩していた道に出ると緑がわんさと伸びていた。昨夜の雷雨のためか日陰はひんやりとして涼しくてなかなかに気持ち良い。深呼吸すると煮詰まった鍋の中に差し水したかのように賑やかになった思考も落ち着く。
やっぱり「どう伝えたいのか」というものと、「自分の意思」が弱い気がする。

上手くまとめようとすればする程に「伝えたい」がフラットになっていく。
それは伝わりやすいのかも知れないが、何だか面白くないのだ。伝えたいことを増やしていくだけでなく、引き算して必要な自分らしさを残しつつ作らなければ。何だか資料づくりはコーヒーの抽出と似ている気がする。あれこれと試しながら自分の好きな味わいへ繋げていく。

分かりやすく、特徴を感じてもらい、実践できる入り口を考える。
伝えることの難しさ、今更にして課題多し。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

不思議な小さな世界

エッセンスエッセンスが欠けてしまうと何か感触がないような感覚になる。そのエッセンスはどこなのか?何事にもどこかに隠れていたりするのだが、なかなか姿を現…

  • 338 view

831

夏はそろそろ後ろ姿を見せているように感じる。長梅雨はこれでもかというほどに雲を覆いかぶせていたものの猛暑に切り替えてきた。とは言え、朝夕の気温はお盆を越えて穏…

  • 424 view

梅と桜の蕾が膨らんで

春を待っていた4月に入りあっという間にそろそろGWといった雰囲気になった。今年は10連休だそうで、とにかく長いね。羨ましい。それはそうと先日は綺麗な満月の…

  • 337 view

大晦日

そうそう忙しくないのに、追われていたことに気付くと大晦日だ。先週の大雪では毎日除雪に追われて仕事も後回しにな李、今朝も昨日からの雪に呑み込まれている。年末の慌…

  • 411 view

草いきれの中にコーヒーを見つける

新豆の香りは鮮烈な初夏を感じる湯沢市の里山も初夏の雰囲気が漂ってきて春蝉の声が響くようになったが、それを掻き消すように草刈機のエンジンがなる。昨日は店…

  • 895 view

朝霧の中で鳴く虫の声

言行不一致1日が素早く過ぎていく感じに追い付けていないのか、または追われているのかどうかなどはどうでもよいのだがとにかくあっという間だ。考える事ばかりで手足が…

  • 199 view