ホールインワン

  1. COFFEE
  2. 352 view

思い描くところでパチンと音が鳴るように焙煎が上手く仕上がると嬉しいものだ。
そしたらドリップやエスプレッソだって狙いを定めたらもっと素敵なコーヒーの準備ができるのではないかな。

明日のコーヒーを何にしようかなと、色々と味見をして、考えてはハッとしながら良質を準備している。これは思いの外に楽しい時間となっている。自分の感覚をフルに活用してレシピを作っているようでワクワクしてくる。きっと来るであろうお客さんの顔なんかを勝手に浮かべながら次々と期待を裏切っていくのは面白い。あ、良い意味でね。

イメージを狙うのはホールインワンを狙うのとは違って、いや、違わないのか。それは難しいな。いや、ホールインワンってきっと狙えると思うが如何だろうか?狙えねぇよと聞こえてきそうだがショートホールであればできそうでしょ? あれ。。

例えば、抽出はショートホールかも知れない。
焙煎はショートホールではないな。

なんでゴルフの話になった?

話を戻そう。

狙うにはそれなりに経験値と技術の選定が必須になってくる。
何も分からない頃に焙煎や抽出を一所懸命になり技術に縋っていた時が懐かしい。技術があればなんとかなることもあるが、実際は何とかなった時が問題だ。なぜ上手くできたかの理由がさっぱり理解できないでいる。それでも気にしないで前進していけるから決して悪いとは言わないが。上質なフィードバックがあればこそ技術はより磨かれるということだ。全く何を偉そうにという感じだがね。

私の場合は様々な体験の末にそういう自分に合う技術と出会ったりしてきた。まるで穴埋め問題かのように課題と技術がリンクして行くのだった。そしてフィードバックをして磨かれて行くという繰り返しだ。

焙煎は十人十色、豆は一期一会、そう思うようにしている。

明日のコーヒーは上質ですぞ。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

コーヒーの美味しい抽出方法とは?

コーヒーの「美味しい」をイメージするコーヒーの抽出はまるで生き物のようだ。コーヒーの抽出方法は色々とバリエーションがあって、既にお気に入り抽出方法を見つけている方…

  • 741 view

夜カフェ@gita Lab.

夜カフェとは?田村・細谷がカウンターに立ちでお客様をお迎えする、"あの"懐かしの夜カフェスタイルのカフェタイムです。コーヒーを通して自由なコミュニケーションの場であり…

  • 1192 view

ハンドドリップレシピ!

自分の味を持つコーヒーを抽出する際に、どうしたら美味しく抽出できるのかを考えてしまうのは当然なのだが、その前にご自身はどんな味わいが好きなのかを知っておくと便…

  • 649 view

ルワンダ新入荷

インゾブ スプリーム随分以前にルワンダのコーヒーを使ったことがあり、それ以来の入荷です。今回のコーヒー豆はしっかりとした味わいがあり力強い印象です。香りはフラ…

  • 691 view

北海道出張①

久しぶりの景色と匂いが身に沁みるさて、そろそろ北海道のことを書いていこうと思う。自身の備忘録を兼ねて走り書きのように書いていくので読みにくいこともあると思…

  • 370 view

心を掴むバリスタ

終日気温が低い日だった。どこからともなく蟻の行列がやってくる。朝は見当たらなかったのだがお昼を過ぎると急に増え始めた。困る。甘いものを求めて旅に出てきたのか、…

  • 458 view