ドリップする時の『蒸らし』について

  1. COFFEE
  2. 352 view

粉全体が染み込むように

さて「蒸らし」についてだ。
必要か不要かのことではないことを予めお断りしておく。

ここでいう「蒸らし」というのは最初にお湯をかけてサーバーに落ちてきてから、お湯を注ぎ粉が膨らみ始めてから少し落ち着くまでの待機時間のことを指している。この間はサーバー内にはたちたちと少量で濃度の高いコーヒーが抽出されている。ここが上質なコーヒーと言われていることもあるが。

しかし、この蒸らし作業をゆっくり時間をかけて行うと確かに味わいしっかりのコーヒーが抽出されるが、ビシッと重めのコーヒー感になることは否めない。お好みであればなんら問題はないのでそのまま変更しなくてもいいと思う。しかし、ビシッと重めだと飲みにくく思う方は「素早く粉全体にお湯をしみこませる」ことを意識して注いでもらいたい。この場合はサーバー内にはチョロチョロと少量ではあるがコーヒーが流れ出している。

粉の量に対してどの程度のお湯量が必要かは粉量と挽き目が一定であれば体感しやすいので何度かチャレンジして欲しい。これだけでも後味の重たさは薄いのではなく軽やかになり、味わいの綺麗さを理解しやすいと思う。時間にして大体15秒〜20秒くらいが私の目安になっている。何事にもバランスは必要でコーヒーも同様だ。時間の掛け過ぎも、早過ぎても味わいは整わない。濃度に対しての味わい(酸味・苦味・甘味)がお好みに最適化されていれば何よりだ。

抽出時間や蒸らし時間を変更するよりも豆量を変更した方が上手く調整しやすいので是非お試し頂きたい。

アバター

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

北海道出張①

久しぶりの景色と匂いが身に沁みるさて、そろそろ北海道のことを書いていこうと思う。自身の備忘録を兼ねて走り書きのように書いていくので読みにくいこともあると思…

  • 104 view

カッピングスプーン

コーヒー豆を知ること仕事柄コーヒー豆について色々と聞かれることが多い。香りや味わいはもちろん、栽培のことや精製方法や生産地でのこと、また技術的なことも然り、色…

  • 350 view

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 539 view

雲の上の青い空

大地からと空から見ると出張があり東京へ出かけてきた。セミナーとSCAJへ行き見に詰まった時間を咀嚼し始めている。凝縮した2日間は、コーヒーと人、少しの辛い…

  • 306 view