日本で最も美しい村 季刊誌取材 十津川村編

  1. PHOTO&DESIGN
  2. 509 view

書くのが遅過ぎたなと反省はしている。
今回はざっくりと短く書くので悪しからず。

7月中旬の日本で最も美しい村連合季刊誌取材で奈良県吉野郡十津川村へ訪れた。
その前日まで北海道別海町でコーヒーのワークショップをしていたのだ。別海町の広々とした風景から一変し、十津川村は紀伊山地の深い山々に囲まれてまるで要塞のように思えた。夏の湿った空気と熱気を吸い込みながら取材は進んでいく。

人の声に耳を傾け、その想いを自分なりに考えていく内に、そこにはシンプルにこの地で暮らす姿となって現れる。
写真に収めていく行為が自分にとってそういうことなのかと、それも一つの理由になっている。

人が暮らす姿が好きでよく観察してしまう。
好きなように生きていけるならそれもいい。しかし、そうでない場合も、その為にやらねばならないことが多いのは苦しさを伴う。そこを面白く変えていく思考回路に興味が湧いてくるのだ。辛く険しくともどうにかして喜びや楽しみへ昇華していくのか、これがとても勉強になる。

生き様とは美しいの一言だけではは片付けられないほど重みがあるものだ。
そこに向き合ってなお考え苦しむ時もあれば、諦めてしまうことも少なくない。どんな時も自分を楽しみ、時には鞭を打って楽しませが、周囲を巻き込み楽しい領域が生まれてくるのかも知れない。そういう人たちの姿は光っている。

取材へ向かえばそう思うことが多い。
過ごし易さが来るまで待つのか、自分たちで創っていくのか。どこへいても、どこへ行っても割と同じなのだ。

人からもらったものなどいつしか飽きるか、苦言を漏らす羽目になる。
楽園は自分で創り上げていくものなのだ。

さて、明日から出張だ。目一杯楽しんでこよう。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

東成瀬中学校の生徒さんと写真を撮る

総合的な学習の時間今年も東成瀬中学校より「総合的な学習の時間」への講師依頼が届き3学年の皆さんと写真を撮ってきた。今回は「生き方講座」と題して「生き方に学ぶ」…

  • 1035 view

旅カメラ

Leica M-P(Typ240)旅先や出張先での撮影は色々と神経を使うことが多くできるだけ軽装でいたいと考えている。ザックには交換レンズ数本と予備バッテリー、充電器…

  • 968 view