海辺へ

  1. DIARY
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雨粒の予感を肌に持ちながら海までやって来た。
蚊は耳元をかすめて首から肩の辺りを探って飛んでいるがあまり気にならなかったが、夕方過ぎの海辺は少し涼しくて、そのうちに寒くなった。山里に住む自分には海辺の音はいつも新鮮で聞き入ってしまうが、繰り返す波の音は同じように聞こえているがやはり同じでないなと改めて思う。同じと思い込んでいるうちは何も変わらないのだろうし、日常の中で、そう思っていることは多い。例えばコーヒーの抽出もそうだ。同じ瓶から計量した豆を同じように挽きお湯をかける。どこから違和感を感じ取っていくのかは積み上がったアンテナ次第で異なるのだろう。違和感の誤差を自分で決めて、変化を加えていくことで同じようなものを作るか、少し新しいものへ向かうのか、いつも決めかねてしまう。
いつも一定なものなどそうそうないのだと思う。

あやふやな考えを転がしながら歩いているが、足下でぴょんぴょんと跳ね回っている小さな虫たちは一体何者だ?薄暗い浜辺で見ると砂が弾けているようにも見えるが、考え事している時に足元が賑やか過ぎるとやや気が散る。

自然の動きが穏やかに見えて心地よかった。
梅雨時期の湿った空気が心地よく感じることもあるのだと思ったが、九州地方での雨による被害を聞くと苦しくなる。
年々自然災害の被害が大きくなっているようにも感じる。

秋田では梅雨らしく湿度の高い日が続いて紫陽花が元気に咲いている。
数日前からヒグラシが鳴くようになった。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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