八月

  1. DIARY
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長梅雨のようで、スパッと晴れる日がない。
時折雲が切れて綺麗な空が広がっていると、ついつい嬉しくなってプラプラと出かけては、童心に帰ったように夜道の街灯の下をカブト虫なんかを探してしまう。今年は夏のお祭りやイベントはほとんど無くなり、ポッカリと時間が空いているからか、ちょっとした時間を振り返り懐かしんだり、夢中になったりと空いた隙間もいつの間にか埋まっているものだ。

八月。
いったい夏はどこからやって来るのだろうと、しばらく考えている。南からやって来るのか、西から流れて来るのか、または地面から湧いて来るものなのか、空から舞い降りて来るものなのか、いつの間にか夏になっているし、そう感じてしまうのは自然の、地球の優しさのようなものなのか。

週間天気予報は今週はずっと曇りか雨かで嫌になる。
暑過ぎるのもあれだけど、そろそろお盆だし夕暮れ時のヒグラシの声は風情が弱い。どんより粘ついた湿気の中で聞こえるミンミンゼミやアブラゼミの鳴き声は少し重たい。走行していると東北の短い夏は通り過ぎてしまう。今年はお祭りも中止だけど、秋田の夏は風情があって好きだ。こういう時こそ、地域の良さにアンテナを向けてちょこちょこと歩き回っていると近所にこんな素敵な場所があるのかと、散歩がてらに気付くことが多い。

もう枯れてしまったが今年も百合が綺麗に咲いて強い芳香を漂わせていた。
草刈りした後の青臭い中でまるで香水のように甘く強い香りが光っているように感じる。

唐辛子の苗を植えた畑は、草が伸びに伸びていて唐辛子というよりはピーマンだよねっていうものに育っていた。植物はもっともっと観察してみないと値札だけでは分からないものだのかも知れない。今年は例年のようにはいかないが、挑戦するには良い機会だろう。

素敵な夏を。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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