今年も色々な場所を訪れてたくさんの人たちと出会った。
主に人との出会い、風景との出会い、食べ物との出会いである。
そのどれもが今の自分を創っていて、時にそれらは言葉となって、または行動になって現れたりする。
しかし、ここ数年の間で感じたのは自分の無力さだった。
それは痛烈であった。
ただ、ヘコタレルわけにはいかないから前へ進み、歯を食いしばって踏ん張るのだ。もうそれしかないのだ。
そういう時はきまって、目を閉じれば異国の花や食べ物が笑っていて、海は厳しさと優しさを見せてくれるし、空は不思議でまるで人の心の様に物憂げだったり美しさだったりを見せてくれる。北には北の、南には南のものたちが私の中で賑やかに生息しているのを知るのである。それは色々な地域で出会ってきたものたちであり森羅万象で美しきものである。
自分のコントロールを心がけていても結果的には自分の無力さを舐めることになった。
全く器用な生き方とは違っていたようで、もっと賢くならないといけないと砂を噛むのである。ただ、毎年の抱負には「あきらめない」と掲げているのだが、そういう意味では出来たと思っている。
そう思えたのはやはり「人」がいたからである。
これを読んでくれている人、コーヒー豆を買いに来てくれる人、会いに来てくれる人、一緒に何かを追いかけてくれる人、挙げたらきりがない。たくさんの人が自分の周りに居ることを改めて知ることができた。何も知らないでいたのは自分だったかたと、無力の果てに知るわけだ。
じっとしていたら何も気付きもしなかっただろうし、考えることもなかっただろうと思う。
だから自分の無知を恥じたりはしていない。
気持ちを新たに再スタートだ。
感謝の意を込めて
いつもありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
素敵な新年を!