今日春蝉が鳴いた

  1. DIARY
  2. 384 view

森の奥の方から聞こえてきた。
シャンシャンと響く声を聞いて何やら落ち着かなくなってきた。春蝉が鳴き始める頃、窓を開けると心地よいそよ風が流れ込み、緑がキラキラと光り、暖房も冷房も要らぬ大変心地よい季節となる。焙煎をしていても程よく、心なしか上手く焼けちゃう気がするくらいだ。
そんな季節が好きだ。

書き始める前にきちんとコーヒーを淹れて傍に置いた。
書きながら集中し始めたら、おそらくはこのまま冷めるであろうカップの中のコーヒーは数時間前まではアツアツの焼き立てだった。インドネシアのギラついた太陽や、ねっとりとした空気を思い出していたに違いない。ミルに放り込み、贅沢に豆を使い更に極粗挽きにして、軽やかであり透き通った美しい酸を持たせつつ、しっかりボディもあり余韻にはウッディな印象を感じる自分好みの味に仕上げてみた。香りは豆をふんだんに使っているので言うまでもない。

ところで蚊が2匹部屋に入り込んだようだ。
耳元で集中力を奪いにかかっているが、その手には乗らない。足元へ向かったところで胡座をかいているから無駄だ。あれこれと飛んでは離れていくが、向かう敵は蚊ではなく今日は何を書くか定まらず、話が飛んでいる蚊の如くこの文章だ。いつもはこのくらいでお茶を濁してしまうところだが、そればかりでは今後は読者様に先を読まれてしまう。もう少し考えようかと思っている。

何か面白いことが書けるならとうに書いているわけだ。
それでは何故に書くのかというと、書く癖を付けたいのと、書き続けた先の自分に出会いたいと思っている。
いつも何処かでピタリと止まっていたし、休憩のつもりがえらく期間が開いた時もあった。適当な休む言い訳をすればこのブログ程度なら何ら波風も立たないのを知っている。だからそういうのが問題なのだと考えた。

目標へ向かうことはいつでも自分との対峙だ。
今日は書けずとも明日も向き合うべし。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

季節は巡り秋

虫の音が響く夜と潮騒夏が過ぎて秋がやってきた。夏は酷暑だった。夏の甲子園は103年ぶりの決勝進出だった。しかし決勝戦では大阪桐蔭に敗れてしまっ…

  • 417 view

2019

年が明けて思うこと多し年が明けてお正月だ。それぞれに過ごす楽しいことも多い時期かも知れないな。私てきにはいつもと変わらないお正月になっている。コ…

  • 531 view

紛れこむものの作用

カエルの合唱が風に乗って聞こえてくる。そろそろ田圃に水が入る季節だと知れる。こういう里山の田舎では自然からたくさんの便りがある。今年も「アカショウビン」が来て…

  • 344 view

春の匂いがしている

不安と期待を越えていく高校を卒業して大学進学までの少しの間、友達の家へ毎日のように遊びに出かけてはギターを弾いていた思い出がある。特に上手いこともなく、あれを弾けるよ…

  • 409 view

不思議な小さな世界

エッセンスエッセンスが欠けてしまうと何か感触がないような感覚になる。そのエッセンスはどこなのか?何事にもどこかに隠れていたりするのだが、なかなか姿を現…

  • 389 view

考えているうちに冷めたコーヒーの味

雨音を聞きながら本を読んでは涙し、映画を観ては涙する。もう少し若い頃には感じもしないことだった。寒いなと思っていたら駒ケ岳で初冠雪したようだ。里山も紅葉に包まれて…

  • 403 view