浮かんだ月

  1. DIARY
  2. 285 view

ノートに走り書きした文章を読み返して、はて何て書いたかな?と立ち止まる。読み返して思い出せないくらいの戯言だろうとそのまま通り過ぎ仕事を続けることにした。続けることにしたまではいいが、やっぱり気になって仕方がない。前のページに戻り、その前のページにも行ってみたが、さっぱりだった。

今まではスマホのメモに書き込んで残しておいたものを、最近はノートに書き綴ることにした。
久しぶりに文字を書いた時に、頭の中での文章を書くスピードと、手で書くスピードが違って誤字脱字が多いことに気が付いた。なぜだろうと考えて色々と考えてみたら、それはキーボードを打つスピードだった。キーボードを打つスピードは人に言うほど速くないから余計に何とかしたくなって、それじゃあ手書きでやりましょうと思い立ったのだ。

慣れとは恐ろしいもので、パソコンに頼りすぎて、まぁそれでも良かったのだが… 手書きにした途端に頭の中に流れる言葉やアイディアは渋滞を起こしてピーピー鳴いているような感じになった。気の利いた言葉や文章をサラリと書けるオトナも魅力的と不順な動機を無視しながらペンとノートで奮闘しているのだが、未だスピードには乗り切れていないのでストレスを感じる。字を書かなくなったことでこうも変わるのかと、良い気付きにはなったと思う。

少しは達者な言い訳をしたり言葉を発することが出来るようになったが、まさか文字がスラスラと書けないなんて思いもよらなかった。それからは毎日何でもいいから文字を書くようにしている。いつになったら上手く書けるか分からないけれど、この取り散らかした文章のように進歩が見えないようでは困る。

しかし、この取り散らかした文章はどうだ。ここ最近もそうだ。
手書きが効果を生むのはいつになるかな、楽しみだ。

楽しみに読んでくれている方がいれば幸いだが、ある程度いい加減な気持ちで読んでくれた方がいいかもね。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

不思議な小さな世界

エッセンスエッセンスが欠けてしまうと何か感触がないような感覚になる。そのエッセンスはどこなのか?何事にもどこかに隠れていたりするのだが、なかなか姿を現…

  • 358 view

雪国に暮らすということ

春を待つ楽しみ雪国に生まれ育った私はいつの間にか春を待つことが楽しみになっている。「春を待つ」という言葉もいい雰囲気だ。秋の紅葉が終わりを迎える頃に冬支度が少し進んで…

  • 411 view

梅雨明け

いつの間にか7月が終わって、梅雨も明けていたようだ。日差しが強くてもカラカラとした天気で過ごしやすかった。いよいよ夏の真ん中に入ってきたのだけど、もう1ヶ月もした…

  • 228 view

前進と後退

「働かないで生きていけないかなー」「無理でしょ?」黒田硫黄 茄子1巻 ランチボックスここ何日か、周りの人と話をしていると学校の卒業式やそれに伴う飲…

  • 662 view

caffe gita yokote2周年

あっという間の2周年4月10日でcaffe gita yokoteはおかげさまで2周年を迎えることができました。皆様から沢山のご愛顧頂き心より感謝申し上げます。毎…

  • 357 view

雪とため息

先日、出張から戻ると雪が降り始めていた。毎年11月20日前後には初雪が降っている記憶がある。雪の降り始めには、いつも綺麗だなと眺めているのだけど、どん…

  • 364 view