浮かんだ月

  1. DIARY
  2. 266 view

ノートに走り書きした文章を読み返して、はて何て書いたかな?と立ち止まる。読み返して思い出せないくらいの戯言だろうとそのまま通り過ぎ仕事を続けることにした。続けることにしたまではいいが、やっぱり気になって仕方がない。前のページに戻り、その前のページにも行ってみたが、さっぱりだった。

今まではスマホのメモに書き込んで残しておいたものを、最近はノートに書き綴ることにした。
久しぶりに文字を書いた時に、頭の中での文章を書くスピードと、手で書くスピードが違って誤字脱字が多いことに気が付いた。なぜだろうと考えて色々と考えてみたら、それはキーボードを打つスピードだった。キーボードを打つスピードは人に言うほど速くないから余計に何とかしたくなって、それじゃあ手書きでやりましょうと思い立ったのだ。

慣れとは恐ろしいもので、パソコンに頼りすぎて、まぁそれでも良かったのだが… 手書きにした途端に頭の中に流れる言葉やアイディアは渋滞を起こしてピーピー鳴いているような感じになった。気の利いた言葉や文章をサラリと書けるオトナも魅力的と不順な動機を無視しながらペンとノートで奮闘しているのだが、未だスピードには乗り切れていないのでストレスを感じる。字を書かなくなったことでこうも変わるのかと、良い気付きにはなったと思う。

少しは達者な言い訳をしたり言葉を発することが出来るようになったが、まさか文字がスラスラと書けないなんて思いもよらなかった。それからは毎日何でもいいから文字を書くようにしている。いつになったら上手く書けるか分からないけれど、この取り散らかした文章のように進歩が見えないようでは困る。

しかし、この取り散らかした文章はどうだ。ここ最近もそうだ。
手書きが効果を生むのはいつになるかな、楽しみだ。

楽しみに読んでくれている方がいれば幸いだが、ある程度いい加減な気持ちで読んでくれた方がいいかもね。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

草むしりの効果

畑の表層を張り巡らす蔓や根先日のよく晴れた暑い日に目の前にある畑に行くと草が元気に生い茂っていた。おばあちゃんがせっせと管理していた畑は、今は父が少し…

  • 2047 view

今年を振り返って

行く年を眺めて振り返ると今年も様々な土地へ出かけてきた。見ては驚き、触れては感心し、そこから自分へ目標や課題に変化しつつ過ごしてきた。とりわけ、何か大きな目標を達成し…

  • 322 view

桜の木のしたで

どうして片方の靴は違うもの履いているのかと気になったので勇気を出して聞いてみた。少し間をおいて「踏んずけてしまって…」と返答があった。どうしようもないことだっ…

  • 271 view

磨くということ

技術を磨くことと自分を磨くこと焙煎で思うようにいかず悩ましい日々を過ごしていた頃があった。もちろん今だって上手く出来ないこともある。しかし今思えば、技術と…

  • 176 view

夕焼け小焼け

空が桃色になる「夕焼け小焼け」の「小焼け」は北原白秋の造語だった可能性があると何かで読んだのを思い出した。写真では桃色と紫が強く写し出されたが、本当は…

  • 608 view