寝酒のコーヒー・ピノタージュ

  1. DIARY
  2. 383 view

VANZIJL COFFEE PINOTAGE 2013

コオロギの鳴き声と言えばいいのか羽を擦る音と言えばいいのか気になって仕方がない。一昨日部下に聞かれて「あれは確か羽を擦って音がなっているはずだ」と返事をした。そしたら「すごい!」と。そりゃ人で例えるなら肩甲骨を高速で擦り合わせて情緒的で涼しげな音色を奏でているのだから。そう胸の中で呟いていた。その勝手な胸中の呟きが虫の音にフォーカスされて本当にすごいことだと聴き入ってしまう。メロディもない単調な音色に吸い込まれていく。微妙に音質やリズム?に個性があるように思う。また他の種類の虫の音色が混ざり、果てはウマオイムシのスイーーッチョン!のエンドレスな演奏で戸外はカオティックになる。

草むらの中でも人間界のようにせめぎ合いや権利主張、ときに優しさもあったりするのだろうか。そこに弱肉強食が自然界の掟のようにあるのだろうし、それから逸れるようにニッチな生き方をしている虫たちもいるのだろう。そんな夜更けに古木や薫香のあるワインを飲みながらカオティックな演奏に耳を奪われている。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

もし子猫になった場合

足元に蜂が落ちていた。もう息絶え絶えに動かなくなっていて、ツンツンとしても微かに触覚が動いたような気がするくらいだった。ここで絶えるのも不憫と思い窓の外へ運び出す…

  • 300 view

『春近し』と思えば叶う

しばらく出張が続く2月に入ってから出張がポンポンとあり5月くらいまで方々へ行ってくる。九州、北海道、神戸、東京、新潟、バンクーバー、シアトル、北海道ととても賑…

  • 282 view

秋模様

9月が過ぎる。そう思って慌てて書き始めるくらいならと、これでも少しは反省している。自分で決めて動くのだけど、その通りにならなさ過ぎてしまうと「やれない理由…

  • 429 view

早くも秋の夜長の雰囲気のコーヒー

夏から秋へ季節の移り変わりは微妙なニュアンスが大切で、ここからキッパリと線を引かれると困惑する。先日に全国花火競技大会が大仙市で開催されたが、2度の大雨に…

  • 375 view

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 3026 view