日本で最も美しい村 季刊誌取材 大蔵村編①

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山形県最上郡大蔵村

今月上旬に「日本で最も美しい村」連合 季刊誌取材のため山形県最上郡大蔵村へ。
今回の道のりは思いの外近くでの取材のため車で1時間と少し走れば辿り着く村だ。東北の夏を満喫できるはずだと取材チームへ伝えていたのだが、生憎台風接近のため晴天続きにはならない予報だった。当日は晴れており気温も高く夏らしい日だった。大蔵村役場で合流。

取材予定が少し変更され、一足先に今回の宿泊地の肘折温泉街へ向かった。こじんまりとした温泉街は湯治客に好評のようで各地から訪れているとのこと。情緒ある小さな温泉街のホテルへチェックインをし昼食を食べに出かけた。

味噌ラーメン大盛り。
思いの外ボリュームがあり味わいは優しい。野菜の甘味がたっぷりと味わえる美味しい昼食となった。

昼食後に大蔵村役場へ向かう。車中は大いに楽しい。

大蔵村役場では村長のお話を聞き撮影をした。紳士的なお人柄の中に優しさが溢れる方だ。インタビューの中盤にはいつも私は撮影場所を見つけに一旦部屋を出る。官舎内や役場周辺をうろうろと歩き回り自分のイメージを追いかけていく。しかし今回は村長室での撮影にしようと思った。

多少緊張気味に伝えた私たちのリクエストに快く応えてくださった。

とても良い感触があった。ぜひ誌面でのカットを楽しみにして欲しい。

村長取材の後に肘折温泉街へ戻り商店の取材をする。温泉街に活気を呼び込もうと楽しく生きている若い世代のお話を聞く。ここが好きなんだと実感する。好きでなければ楽しめない。そう感じさせてくれる言葉が聞こえる。

アシスタントも撮影が板についてきた。

夕暮れになると各お宿や商店の軒先に灯篭が灯される。これが明る過ぎず情緒を醸し出しているのだが、それにしても灯篭1つ1つのクオリティがすごい。人の生活の中にアイディアが織り込まれてそっと活性化する。ゆっくりとでもいい。そう思わせられた夜の撮影だった。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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