早くも秋の夜長の雰囲気のコーヒー

  1. COFFEE
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夏から秋へ

季節の移り変わりは微妙なニュアンスが大切で、ここからキッパリと線を引かれると困惑する。
先日に全国花火競技大会が大仙市で開催されたが、2度の大雨にも負けずに多くの方たちが会場の復旧作業をしたと聞いており本当に良かったと思う。「大曲の花火」として子供の頃から親しみのある響きだ。今後もさらに続いて欲しいと思う。

「大曲の花火」が終わったらすーっと気温は低くなり空の色も変化した感じに見える。
日中はまだ暑く感じるが気温は25度前後で過ごしやすくなった。もしや秋になってしまったかと思うほどだ。気が付けば秋なのかというくらいのニュアンスは悪くない。コーヒーもまたそのニュアンスで風味を変えていきたいと思う。実に自然体で、時に大胆に変化させたりも面白い。

このニュアンスは自然が作り出すと強引でもどこか受け入れやすいこともある。人工的に作るとワザとらしさが出てしまう。

この「らしさ」や「ニュアンス」を上質なものとして味わいに加味できればとイメージを膨らませているのだぜい。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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