虫の音が響く夜と潮騒
夏が過ぎて秋がやってきた。
夏は酷暑だった。
夏の甲子園は103年ぶりの決勝進出だった。しかし決勝戦では大阪桐蔭に敗れてしまったが金足農業は準優勝を果たした。この準優勝はこれからの彼らにとって計り知れない伸びしろを生んだと思う。我が秋田県では快挙だったゆえに今でもその興奮は冷めぬまま注目を集めているようだ。
お盆を過ぎると例年通りに朝晩は涼しくなったり、そこには一つ境界線が引かれているようで漂う空気が変わる。秋の虫の音は夜の雰囲気を高めてくれるのだ。
夏は様々なことに囲まれて項垂れもし、多くを散らかして眺めていた。うまく文章が書けないからと更新を潔くサボった。なるべく体を動かした。ストイックにコーヒーをカッピングをしたらまだまだと再確認できた。ストイックになるにはいい環境だったからドリップの仕方も変化していった。
スイカは種までボリボリと食べた。
一昨年の夏に伊豆へ行った時からそうしている。初めはタネの青臭さが気になって慣れなかったが、今ではそれによって食べている実感が増した。パッションフルーツは今年も大箱で取り寄せて堪能した。
特に目立ったことはない毎日を、一つ歳を増やしたものだから他愛のないことを書き綴ろうかと思った。
今夜は雨音に混じり虫の音が心なしか大きく聞こえる。