NIIGATA COFFEE FESTIVAL 2017 Autumn in Nagaoka

  1. COFFEE
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やっぱり車中は楽しい

先日、3月にも開催された「NIIGATA COFFEE FESTIVAL」へ2回目の参加をしてきた。
夕方まで仕事をしてからの出発になり途中で夕ご飯を食べたいとのこと、早速何を食べようか思案する。「何でもいい」から「ラーメン一択だ」や「回転寿司かラーメンならどちらを選ぶか?」などと気分は遠足だ。道すがらラーメンということとなり新庄市の「末広」さんへ立ち寄った。常連客で賑わう活気あるお店だった。もちろん美味しい。

腹ごしらえをした後はひたすら長岡へ向けて走るだけ。
辺りはすっかりと暗くなりお腹いっぱいのために眠くもなる。途中道を間違えていないかなどと走り慣れない道に不安を感じる。突如として始まった「地名しりとり」がしばらく続く。道の駅で小休憩し、ひた走る。今度は怖い話。ゾクゾクしながら山道を走る。到着したら美味しいお酒で乾杯することを励みに運転をした。予定より30分ほど早く長岡に到着しチェックインを済ませ前回からのお気に入りのお店「日本酒専門店 カネセ商店」へ。美味しい。

翌朝8時から会場集合し準備をして軽いミーティングを済ませコーヒー豆のメッシュ合わせをする。使用するミルやお水で口当たりも香りも変化がある。思い通りにはならないがそこは抽出速だや濃度で補間していく。今回持参したコーヒー豆は「グァテマラ」、「マンデリン」、「ケニア」の3種で焙煎温度は3通りにしてみた。途中で豆がなくなると今度は違う印象になる。遣り難さは否めないがコーヒーの多様な表情が見られて面白い。私は少々自分本位だがコーヒーフェスはコーヒーの多様性を伝えられたらいいなと勝手に思っている。

お客さんとの会話が楽しい。どの豆がオススメかをよく聞かれたが、簡単にこれというよりも、コーヒーの面白さに繋がればと思い勝手ながらお好みとは反対のコーヒーを説明しトライしてもらったりを繰り返した。すると酸味の持つ爽やかさや綺麗さに目を向けてくれる方も少なくなかった。マンデリンのミディアムローストが面白かったようでご購入も多かったように思う。スタッフも十分に対応できてきたことは実に嬉しい。

あっという間に夕方になり終了。撤収。
この日は1泊しないで秋田へ戻ると決めていたので、オススメのラーメン屋さんを教えてもらい向かった。

「麺屋 松」のラーメンをこってりして入りように見えてもあっさりと平らげられた。麺も噛み応えがありスープとよく絡む。コーヒーやカレーも面白いがラーメンも面白そうだ。名残惜しいが秋田へ向けて出発した。

途中高速のサービスエリアでアイスを買うと私のアイスの蓋が取れないまま。いつもこんなことが多い。
帰りの車中は今回の反省と課題、今後の方向性を含め、たまに聞こえてくるイビキや寝言、集中して運転できた。

コーヒーでつながる人と人がまた何かを繋いでくれる。それの連鎖は多岐にわたる。美味しさだけでは得られないコミュニケーション。そこに含まれる美味しさと、創り上げる美味しさがある。コーヒーは様々なことを教えてくれるもんだ。

前回の記事は下記リンク参照。



コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

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