抽出されたコーヒーの中には

  1. COFFEE
  2. 386 view

たくさんの人の手

遅ればせながら「A FILM ABOUT COFFEE」を観た。生産地へ訪問し始めてから見てきたものが画面に映っていた。知らない内に色々な体験をさせてきてもらっているのだと感慨深く思う。訪れた海外や日本のカフェも映っていてなんだか不思議な気分だった。どんな人になって、何を作り、何を届けるのか。

コーヒーにはたくさんの人の手が関わっている。種を蒔いて苗を管理するのも、農園の管理、コーヒーチェリーの摘み取り、精製、運搬、輸出など生産地では日本では見えにくいことも少なくない。その後、日本で品質管理や焙煎、抽出が主体かと思う。自分ができることは思いの外少ないと考えたことがあった。

コーヒー生豆の持つポテンシャルを最大限に引き出しカップへ再現できるよう務めるのが最低限のラインとしている。そこから自分だからこその仕事を考え、試して、創っていきたいと思う。とてもシンプルでやり甲斐のある仕事だ。どこへ行ってもコーヒー屋さんはあるし、ありがたいことにまた仲間も増えた。

国内でも高品質で美味しいコーヒーが増え、スペシャルティコーヒーの認知も高まっている。香りと味わいだけにとどまらず、コーヒーの持つ人を惹きつける力には楽しいことがたくさん詰まっていると思うのでそこを掘り下げてみたいと考えている。コーヒーの中にはまだまだ魅力的な世界が広がっているのだ。年度末にコーヒー飲みながら思いに耽り、来月の出張予定を立てていこうと思う。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

考えているうちに冷めたコーヒーの味

雨音を聞きながら本を読んでは涙し、映画を観ては涙する。もう少し若い頃には感じもしないことだった。寒いなと思っていたら駒ケ岳で初冠雪したようだ。里山も紅葉に包まれて…

  • 394 view

雪国に暮らすということ

春を待つ楽しみ雪国に生まれ育った私はいつの間にか春を待つことが楽しみになっている。「春を待つ」という言葉もいい雰囲気だ。秋の紅葉が終わりを迎える頃に冬支度が少し進んで…

  • 476 view

梅と桜が咲く季節

暖冬とはいえ、ようやく春らしくなってきたが今年の春はなんだか少し天候もイマイチのようだ。相変わらず新型コロナウィルスの影響も続いており、多方向で様々な影響が出…

  • 663 view

夏も短ければ残暑もないのか?

夜には13度になり霧が立ち込めてきた梅雨入り前とその合間には夏らしいお天気と気温があった。梅雨明けしてみるとこれはどうだ、めっきり涼しくなっていたような気がす…

  • 263 view