散歩道を歩く音

  1. DIARY
  2. 436 view

目の奥に潜む美

面白い話なんてものは早々に見当たらないので今日はこのままパソコンを閉じてしまおう、なんて思いながらもかれこれ2時間ほど経った。
できることなら毎日記事を書きたいところだが、何やかんやと言い訳を思い付き書かずじまいだ。

そういう気分を引きずっているから今日こそは早めに書いてしまおうと。

しかし、そうは簡単にはいかぬ。
試しにコーヒーを淹れて落ち着いた気分でペンが走り出すのを待っては見たものの、そのままコーヒーを飲み干した。

先日降った初雪は日陰の部分を残し消えてしまった。
久しぶりに見る雪は綺麗でやっぱり冷たかったが、降り始めるあの情緒ある気配は雪国の醍醐味だ。

日が暮れる前に少し散歩しようと雪がとけて泥濘みの道を歩いてきた。
景色は子どもの頃とそんなに変わらないのに高速道路を走る車の音がずっと響いている。それは今後も消えないのだ。

目が合う。
身勝手な人の生き方に比べたら、もっと過酷な環境を強いられた生き物の凜とした美しさに畏怖する。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

コーヒーをひとくち

希薄さなんてものが丁度良かったりする時代なのか、それなりに満たされて過ごしているんだなと感じる。憂いているとか、嘆いているの類ではなく、何だか物足りなくて面白くない。…

  • 361 view

雨上がりの湿った光

パラパラと落ちてくるくらいの雨上がりに日差しが戻ってくるとほんのり蒸し暑くなった。そのタイミングで蚊が飛んできてひと刺し狙ってくるがその手には乗るものか。…

  • 428 view

2022年もよろしくお願いいたします。

あっという間に過ぎたと言ってしまえば2021年は何もなかったように感じてしまうが、振り返ればこれまた多くの皆様に支えられて来たと心にズシっと重みを感じている。もうコロナ禍…

  • 494 view

なごり雪

春がやって来る窓の外を眺め「なごり雪か…」と店長が呟いた。先日までの陽気は失せて細かい雪が舞っている。冬の間は人の狡さと都合の良さを見たが胸に残る思いは少…

  • 460 view

薔薇が咲いた

お店の玄関先に植えた小さな花の薔薇が今年はたくさん花芽を付けていたので数日の間はソワソワしている。困ったことに伸びてきた新芽はことごとく萎れてしまって、原因は…

  • 402 view

雪国に暮らすということ

春を待つ楽しみ雪国に生まれ育った私はいつの間にか春を待つことが楽しみになっている。「春を待つ」という言葉もいい雰囲気だ。秋の紅葉が終わりを迎える頃に冬支度が少し進んで…

  • 493 view