ホトトギスの初音

  1. DIARY
  2. 840 view

育ちが早い草があっという間に背丈を追い越した。
視界を遮るように生い茂っている。

そろそろ草刈りをしなきゃと思いつつ、これがわかっていても何かのせいにして出来ないでいる。空いている畑にもお花を植えようと言っている間に、このままでは夏が来てしまいそうだ。

夏の到来といえば「ホトトギス」だ。
今日は夕方前に鳴き始めた。そして、夏の到来を知らせる渡り鳥なのだ。

彼らはウグイスなど春の渡り鳥たちよりも少し遅れてやって来るのだが、それは「托卵」のためや捕食生物の時期に合わせての飛来のためなどと言われている。他の鳥の巣に卵を産み付け子育てまでお任せしてしまうのだ。また彼らの卵は、その巣の主人の卵よりも早く孵化し、他の卵を落として主人を独り占めしてしまうという、狡いと言ってしまえばそれまでだが、生き抜いてきた知恵の結晶のような習性と言わざるを得ない。そんな子育てまでお任せしていて嫌われるかと思えば、万葉集などにもその鳴き声の美しさから多く和歌にも登場しているようだ。

何ていうか芸術性の高い存在なのだな。
逞しすぎる本能を差し引いても余りある不思議と引き込まれるあの鳴き声がそうさせているのかしら。

それもまた生きる力か。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

海辺へ

雨粒の予感を肌に持ちながら海までやって来た。蚊は耳元をかすめて首から肩の辺りを探って飛んでいるがあまり気にならなかったが、夕方過ぎの海辺は少し涼しくて、そのう…

  • 341 view

トウモロコシとスイカ

毎日暑い。夏らしいといえば、しっかりと暑い夏になり、その辺の雑草はチリチリと乾いている。今年は例年になく「トウモロコシ」と「スイカ」をよく食べていて、…

  • 631 view

ある日のコーヒーの香り

秋の夕暮れコーヒー日が暮れ始めると途端に寒くなってくる。あっという間に10度くらいまで下がりそろそろストーブの準備をしなくてはと思うこの頃だ。店内は焙煎機…

  • 401 view

春の匂いがしている

不安と期待を越えていく高校を卒業して大学進学までの少しの間、友達の家へ毎日のように遊びに出かけてはギターを弾いていた思い出がある。特に上手いこともなく、あれを弾けるよ…

  • 409 view

831

夏はそろそろ後ろ姿を見せているように感じる。長梅雨はこれでもかというほどに雲を覆いかぶせていたものの猛暑に切り替えてきた。とは言え、朝夕の気温はお盆を越えて穏…

  • 442 view

アカショウビンの声

今朝に森に響くアカショウビンの声を聞いた。今年もやって来てくれたと嬉しいのと安心した。相変わらず綺麗に響く鳴き声だと感心してどの辺にいるかなと眺めていた。しば…

  • 483 view