コーヒーの香りで旅気分

  1. DIARY
  2. 303 view

香りで思い出す景色

いざ生産国へ行くとなると緊張気味になる。どんなところでコーヒーが育っているのか、どんなコーヒーが待っているのか楽しみでならないのだが。しかし、トラブルはない方が良いので色々と心配もある。行ってしまえば楽しく過ごすのだが、行くまでの道中や就寝前には不安を抱えたりするナイーブな質だ。

長時間のフライトは映画を眺めて何とかなると思っていたが思いの外退屈する。機内食が割と楽しみになった。トイレへ行く時にストレッチするのが気持ち良くリフレッシュされる。機内から眺める月や星が煌々と光っているのを見ると日本が恋しくなる。飛行機の窓に霜が張り付いている。

空港に降り立ち外気に触れると異国の香りがする。聞きなれないスペイン語のテンポ良さが心地よい。割と荒い運転。野良犬多し。インコが電線に止まっている。艶やかな花。トロピカルフルーツ天国。

カップの中から立ち上る香りを吸い込むと頭の中ではスライドショーが流れる。その時の会話や気温湿度、スコールの激しさやこれは無理!という食事があったり、香りにはたくさんの景色が詰まっているのだと思う。コーヒーの隅々まで自分が関与しているかのように思えてくる。

恐るべしコーヒーだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

考える時間

いつも同じでないことへの理解カップに入ったコーヒーや豆は見た目はなんでも同じように思われていることがまだまだ多いように思う。コンビニやスーパーのコーヒーや、近…

  • 564 view

雨宿りとコールタール

消えるものと残るもの寒くなって雨音がぽつぽつと聞こえてきた。もう半袖だけでは寒い気温になってきて、里山にも秋が迫って木々の葉も少し紅葉してきている。何かと…

  • 1489 view

天をも焦がす音

菖蒲太鼓後三年 秋の陣 in 金澤 2017〜出陣前夜〜にてコーヒーを提供してきた。地元の若者中心が行動し作り上げた前夜祭はとてもエネルギーに満ちていて胸にず…

  • 253 view

『春近し』と思えば叶う

しばらく出張が続く2月に入ってから出張がポンポンとあり5月くらいまで方々へ行ってくる。九州、北海道、神戸、東京、新潟、バンクーバー、シアトル、北海道ととても賑…

  • 294 view

水が流れる音に春を感じる

春の匂いを吸い込み思うこと雪解け水が激しく音を立てて側溝を流れている。その音を聞くと春だなと思うのだ。春の気配はしばらく前からあったのだが、ここしばらくは気温が下…

  • 621 view

『この世界の片隅に』

映画を観る時はいつもポップコーンとコーラだ。映画を観る時は映画に集中して何も食わず、何も飲まずという人もいるがわたしはだらしなくポリポ…

  • 315 view