星空を撮影する時の大敵はズバリ蚊だ!

  1. DIARY
  2. 626 view

耳元で囁く蚊の声

お盆を過ぎるとすっかり涼しくなった。毎年のことだがどうにも寂しくなる。これは勝手に感傷的になっているので主観的だが夏祭りも、お盆を境界線にして雰囲気が変化しているように感じる。どういうか夏を納めていく感じに見える。仕事帰りにお祭りの太鼓が聴こえてきたので良い雰囲気の中ちょっと寂しくなった。それではと今夜カメラを夜空に向けたわけである。

星空撮影はそれほど得意でもない。
そもそも得意な撮影はあるのだろうかっていうくらいいつも緊張しながら挑んでいる。仕事ならなおさらである。ただ自分の撮りたい写真というのはある。それに恐れずシャッターを押し込むことがいいと思っている。恐るべきは暗闇で背後や足元から、または命知らずに正面からやってくる「蚊」である。集中していることをいいことに手の甲や両足のくるぶしなどに舞い降りて躊躇せずに吸っていく。潔すぎるだろ。まさに真夏の夜の恐怖である。

虫除けスプレーもいいがあまり好きになれない。対峙すべきは星空よりも蚊であるのかとハッとさせられる。全く油断大敵である。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

秋田で田舎暮らしとコーヒー

私の住む秋田県湯沢市は人口約4万7千人ほどの小さな街だ。コーヒー屋を開業して15年が経った。今でこそスペシャルティコーヒーを知る人は多くなってきたが、当時はそ…

  • 1373 view

蜃気楼のように湧き上がってきた時間

朝から雨が降っていた。昼頃には少しの間土砂降りになったが久しぶりに土の中まで潤ったんじゃないかな。午後には幾らか青空が見えてきたけれど澄んだ空気は冷たくなっていた。周…

  • 411 view

書けないから、書く

お湯割と焼きめざし何か書こうと思いパソコンを開いてみたが、昼間に思い付いたことが夜になって思い返すと書くほどというか書きたいほどでもない。仕方なく熊本へ行った…

  • 195 view

浮かんだ月

ノートに走り書きした文章を読み返して、はて何て書いたかな?と立ち止まる。読み返して思い出せないくらいの戯言だろうとそのまま通り過ぎ仕事を続けることにした。続けるこ…

  • 295 view

『春近し』と思えば叶う

しばらく出張が続く2月に入ってから出張がポンポンとあり5月くらいまで方々へ行ってくる。九州、北海道、神戸、東京、新潟、バンクーバー、シアトル、北海道ととても賑…

  • 274 view

動機という力

「動機」という言葉が持つパワー感が凄い。動機の有る無しは結果に作用し、それは欲したところで簡単に手に入る類ではない。何となくでは届かない領域といってもいい…

  • 340 view