甘酸っぱい初夏の味わい

  1. COFFEE
  2. 232 view

春蝉の声

午前中は森の中から春蝉の声が響き流れていて、窓を開けていると蜜蜂の羽音が高い音色で通り過ぎていく。時折り野太い低音の熊蜂がホバリングしながら物色していくのをヒヤヒヤしながら見つめたりと、全く初夏の雰囲気だ。コーヒー豆もそろそろ新豆が届く予定で今週末にはインドネシアとブラジルから届く。風味がすっぽりと収まったカップからは香りが花のように溢れてきて綺麗な味わいを感じる。これから気温が高くなると残念ながらコーヒーの需要が少し下がってしまう。冷たいコーヒーにして飲まれる方も多いと思う。

最近これでもかというくらい浅めに焙煎した。綺麗な酸と鮮烈な酸を感じる。これは新鮮な出会いだが万人に好まれる味わいとは違う。しかし、お砂糖を少し多めに使いしっかり溶かして飲むと果物の甘酸っぱさに変化する。お砂糖を入れることにネガティヴさを感じる方はなかなか少なくないと思うがぜひ試してほしい。まるでこれから収穫される「さくらんぼ」を感じさせる甘酸っぱさなのだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

ブレンドするということ

ブレンドを考えていると日が暮れるシングルオリジンといえば、農園の特徴や単一品種の風味などを楽しめる。ブレンドコーヒーは、味わいが広がるのだ。ブレン…

  • 468 view

グァテマラセミナーへ

セミナーとSCAJグァテマラのコーヒー農園主からお話をいろいろと聞いてこれる貴重な機会を頂いた。カッピングもできるので今から楽しみだ。コーヒーと言えど様々にあ…

  • 300 view

ホールインワン

思い描くところでパチンと音が鳴るように焙煎が上手く仕上がると嬉しいものだ。そしたらドリップやエスプレッソだって狙いを定めたらもっと素敵なコーヒーの準備ができる…

  • 372 view

心を掴むバリスタ

終日気温が低い日だった。どこからともなく蟻の行列がやってくる。朝は見当たらなかったのだがお昼を過ぎると急に増え始めた。困る。甘いものを求めて旅に出てきたのか、…

  • 484 view

コーヒーカップに詰めるもの

どれだけ飲んでも、どれだけ焙煎してきても、次から次へとイメージが膨らんでくる。抽出はある程度固定されたレシピのもと手順が身に付いてくると、そのブレ幅が見えてく…

  • 432 view

コーヒーを模索する

言葉に出ない違和感目先のものに捉われていると着地点がズレてしまって、あれ可笑しいなとなる。よくあることで日常的と片付けたらそれまでだが、小さな疑問や違和感の積…

  • 272 view