野良猫の鼻歌

  1. DIARY
  2. 337 view

テクテクと歩き蝶を追いかけたり桜の花びらを追い回していたかと思うとまた何かを見つけたりしている。
一見注意散漫にも見えるがそうでもなさそうだ。草むらの中かに体半分くらい沈めてこちらを見ている。
やはり何を思っているのかさっぱりだ。

今日は終日お天気で、時折なびく風が桜の花びらを一気に飛ばしていく。
その度にカメラを持ちシャッターを切ろうとするのだが、間に合うわけもなく花びらの数はどんどん少なくなる。

ずいぶんと長閑な時間が流れている。
コーヒーの味わいを言葉に書き溜めてから、もう一度味わってみる。

なんだかさっきと違うな。
違った箇所を、また書き足していく。

なんてアナログな感じだろうと可笑しかった。デジタル全盛期のような現在でも頼るものは自分の味覚と言葉だったりする。猫も人も、ぱっと見は何を考えているのか知らないが、人はデジタルにはなれないし道具として上手く付き合っていけば良いのだ。

自分の中にある小さな経験を大きく育てていくことに少し自信を持てた。

そんな心地の良い鼻歌日和。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

ある子猫の生涯

虚無と花子猫が倒れていた。目脂と涎で顔は汚れ失禁していて時折思い出したように苦しく深く息をし、まるで嗚咽するかのようだった。瞳孔は開き血色無く身体は冷…

  • 532 view

雨の音が好き

屋根に落ちる雨粒の音予め断っておくが多少酔っている。本日のお酒は、富山県の「MASUIZUMI」というお酒。とても綺麗な味があり透き通ったお水のようだ。…

  • 387 view

星空を撮影する時の大敵はズバリ蚊だ!

耳元で囁く蚊の声お盆を過ぎるとすっかり涼しくなった。毎年のことだがどうにも寂しくなる。これは勝手に感傷的になっているので主観的だが夏祭りも、お盆を境界線にして…

  • 632 view

月に照らされると見えてくるものたち

静かな夜エアコンは数日前から切っている。日差しも鈍く天気は残暑といった雰囲気もない。夏から秋へと季節は移ろいでいて近所のサクランボの葉っぱは黄色になり落ち…

  • 1372 view

夏至

夏至の日に考える暦の上で季節を表す「夏至」。こう言う季節感を大切にしているのがとても良い。昨日からニイニイゼミが鳴き始めた。森に響くゼミの声も…

  • 305 view

まるで梅雨時期のようなしっとり加減

ちりちりと咲く紫陽花や落葉など一日中どんよりとしたお天気の中、梅雨時期のようなしっとり加減の気温で時折パラパラと雨が降っている。カップの中には2杯目のコーヒー…

  • 468 view