せり

  1. FOOD
  2. 664 view

寒い時期はやはり鍋を食べる機会が増えるのですが、
秋田県で鍋といえばきりたんぽ鍋でしょうか。
他に汁物でいえば、納豆汁や芋の子汁があります。
その鍋に欠かせないと言われるのが「せり」です。
特に湯沢市三関地区で採れる三関せりは味、香り、食感からとても評価が高く、ブランドとしてよく知られています。
緑の葉の部分は歯ごたえザクザクと、香りよく。
綺麗な白い根はシャクシャクと、フワリと地の味をさせてくれます。
仙台のせりしゃぶ屋さんで聞いた話ですが、そのお店では三関地区のせりを品種改良したものを使用しており、根を食べるというのも最初は驚いたそうです。三関せりには頭が上がりません、という言葉に内心、得意な気持ちにさせられました。
三関せりの始まりは江戸時代。三関扇状地と呼ばれる地形・地質が栽培に適しているのだそうです。
ここの土地で数百年。。。
見慣れた田んぼの風景にせり摘みをしている江戸時代の人々が見えてくるようです。

先日、湯沢市にあるお店、『河童の川太郎』さんで、「せりしゃぶ」をいただいてきました。柚子を浮かべた出汁の中で、せりをササッと泳がせてそのまま口に運びます。なんとも美味しかったです。
こちらのお店のハタハタ寿司も絶品ですよ。

【河童の川太郎】0183-73-3822
秋田県湯沢市表町2丁目4−7

関連記事

スパイスカレーってなんだろう?

カレーの懐は広くて深いさていつの頃からか「スパイスカレー」なる呼び名が出てきていたのか定かでないが、聞くところによると「自由な発想のカレー」ということらしい。クリエイ…

  • 1107 view

前進と後退

「働かないで生きていけないかなー」「無理でしょ?」黒田硫黄 茄子1巻 ランチボックスここ何日か、周りの人と話をしていると学校の卒業式やそれに伴う飲…

  • 731 view

さしびろで鴨南蛮

秋田サシビロいつも素通りしていたのだけど、どうしても気になって購入。「さしびろ」は調べもせずただただ気になる食材で眺めていただけの野菜。ニラのように細くて長く、そして…

  • 2096 view

残り香の法則

キッチンに漂う残り香でカレーが食べたくなる。レシピがパラパラと捲られ、食材探しが始まり、スパイスを絞っていく。毎日のようにカレーを作っている。お店で提供し…

  • 470 view

イイカゲンカレー

いつの間にか身に付くほどカレーを食べている昨年10月からcaffe gita yokoteのメニューの仲間入りをしている「カレー」が、この頃はとても好評を頂いており心…

  • 591 view

毎日カレー

レシピができるまでは毎日違う玉ねぎの切り方、炒める火力や時間、スパイスの量や配合、煮込む時間など。何通りもあるのだからたまったもんじゃない。本屋に通ったりWe…

  • 432 view