枯れて咲く紫陽花

  1. DIARY
  2. 157 view

枯れて色濃く

きれいに咲いているのも好きだが枯れていく様も悪くない。
瑞々しい色が退色していってカラカラに乾くと、それまでにない存在感が出てくるドライフラワーに惹かれる。生物にとって水は生命線なのに体内の代謝というのか循環と言えばいいのか、それが止まると水が悪さをしてしまうのは皮肉なことだ。水は動いていないと生きていけないのだろう。

乾いた色の濃さや香りや形が、それまでの表情を全て露わにしているようで美しいのだ。美しさはどちらにも平等にあって、醜さの対比としてあるよりも決して排他的な形容ではないのだと思う。どこにどんな状態にあっても美しさと醜さは纏ったものでありそれを拾い上げる側の視点で拾われることのように思う。

水の流れる清らかな綺麗さ、止まってしまい腐敗する様、どちらもある者にとっては美しき世界があるのだと思う。もう、話がどこへ行くのか分からないのでここら辺でしめておこう。ただ、紫陽花の枯れた色が夕刻の光にぼんやり光って見えるので気になったに過ぎない。頭に浮かんだキーワードが、枯れる、色、水、腐敗、綺麗さ、感受性豊かな季節になった。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 1460 view

抽出されたコーヒーの中には

たくさんの人の手遅ればせながら「A FILM ABOUT COFFEE」を観た。生産地へ訪問し始めてから見てきたものが画面に映っていた。知らない内に色々な体験をさせて…

  • 138 view

夏も短ければ残暑もないのか?

夜には13度になり霧が立ち込めてきた梅雨入り前とその合間には夏らしいお天気と気温があった。梅雨明けしてみるとこれはどうだ、めっきり涼しくなっていたような気がす…

  • 101 view

ある日の森

クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミン…

  • 204 view

5周年

川の流れは美しく今日は会社創立5周年だった。長いようで早く、早いようで長く感じることもあった。個人事業主の時から実に多くの人に支えられてここまで来れたと思っている…

  • 340 view

前進と後退

「働かないで生きていけないかなー」「無理でしょ?」黒田硫黄 茄子1巻 ランチボックスここ何日か、周りの人と話をしていると学校の卒業式やそれに伴う飲…

  • 485 view