枯れて咲く紫陽花

  1. DIARY
  2. 332 view

枯れて色濃く

きれいに咲いているのも好きだが枯れていく様も悪くない。
瑞々しい色が退色していってカラカラに乾くと、それまでにない存在感が出てくるドライフラワーに惹かれる。生物にとって水は生命線なのに体内の代謝というのか循環と言えばいいのか、それが止まると水が悪さをしてしまうのは皮肉なことだ。水は動いていないと生きていけないのだろう。

乾いた色の濃さや香りや形が、それまでの表情を全て露わにしているようで美しいのだ。美しさはどちらにも平等にあって、醜さの対比としてあるよりも決して排他的な形容ではないのだと思う。どこにどんな状態にあっても美しさと醜さは纏ったものでありそれを拾い上げる側の視点で拾われることのように思う。

水の流れる清らかな綺麗さ、止まってしまい腐敗する様、どちらもある者にとっては美しき世界があるのだと思う。もう、話がどこへ行くのか分からないのでここら辺でしめておこう。ただ、紫陽花の枯れた色が夕刻の光にぼんやり光って見えるので気になったに過ぎない。頭に浮かんだキーワードが、枯れる、色、水、腐敗、綺麗さ、感受性豊かな季節になった。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

お盆になると小学校の夏休みを思い出す

夏休み雰囲気が良い仕事を終えてからお墓参りへ出かけた。すっかり暗くなってしまい携帯のライトで足元を照らしながら歩いた。私の家は25代ほど続いておりお墓も数…

  • 439 view

雨宿りとコールタール

消えるものと残るもの寒くなって雨音がぽつぽつと聞こえてきた。もう半袖だけでは寒い気温になってきて、里山にも秋が迫って木々の葉も少し紅葉してきている。何かと…

  • 1543 view

雪降る夜、コーヒーと石焼き芋

甘い香りは共通点だがこだわり抜いたものではなく、ごく普通の石焼き芋とコーヒーを両手に持って窓の外を眺めながらもぐもぐしている時に「甘い香りはどちらもあるけど、…

  • 939 view

雪とため息

先日、出張から戻ると雪が降り始めていた。毎年11月20日前後には初雪が降っている記憶がある。雪の降り始めには、いつも綺麗だなと眺めているのだけど、どん…

  • 457 view

ある日のコーヒーの香り

秋の夕暮れコーヒー日が暮れ始めると途端に寒くなってくる。あっという間に10度くらいまで下がりそろそろストーブの準備をしなくてはと思うこの頃だ。店内は焙煎機…

  • 411 view

書けないから、書く

お湯割と焼きめざし何か書こうと思いパソコンを開いてみたが、昼間に思い付いたことが夜になって思い返すと書くほどというか書きたいほどでもない。仕方なく熊本へ行った…

  • 214 view