秋模様

  1. DIARY
  2. 444 view

9月が過ぎる。
そう思って慌てて書き始めるくらいならと、これでも少しは反省している。
自分で決めて動くのだけど、その通りにならなさ過ぎてしまうと「やれない理由」や「やらない理由」たちが声を上げてくるもので、これにはあっさりと包み込まれてしまうのだ。
困ったもんだ。

近頃はめっきりと涼しくなってきて半袖だけでは朝晩は肌寒くなった。
8月から9月前半はあれほど暑かったのにと、布団にくるまるのも心地よい時期だったりする。桜の木の葉は黄色や赤っぽくなってカラカラと地面に集まっている。蝉は鳴かなくなり、夜には蟋蟀などが威勢が良い。夏から秋へと移るときは、やっぱりどこか寂しくなってしまうのは子どもの頃から変わっていなくて、これはこのままずっと続いていくものなのかも知れないなと気持ちは少し重くのしっかった。できれば季節ごとに喜びが広がっていけたら尚良いが、心情は単純なものと、複雑なものとが絡みついて異物感を残しているもの。たいていは秋の味覚でごまかしているうちに雪が降って来るのが毎年のことだ。

コーヒーの大部分は香りや味わいに留まらず、その作り手の片鱗を感じていたい。
オリジナリティが上手に注がれたならば隅々が満たされていくのを感じる。美味しさだけでは満たされないことがあると、それはずいぶん前から不思議に思っていたことだ。解決方法はないが、自分で感じることを大切にしている。それは間違った解釈だってしてしまう時もあるが、その積み重ねは自分自身にはとても大切な要素になる。それだから目標は穴が開くくらい観察している。主観と客観性のバランス感覚は磨いていきたいと感じた。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

夏の通り道

お盆を越えて随分と涼しくなった。近くの水路にサンショウウオがたくさんいて驚いた。夏は通り過ぎていった様子もあるが、残暑はあるだろう。東北の暑くて短い夏も後…

  • 510 view

今日春蝉が鳴いた

森の奥の方から聞こえてきた。シャンシャンと響く声を聞いて何やら落ち着かなくなってきた。春蝉が鳴き始める頃、窓を開けると心地よいそよ風が流れ込み、緑がキラキラと…

  • 392 view

夕焼け小焼け

空が桃色になる「夕焼け小焼け」の「小焼け」は北原白秋の造語だった可能性があると何かで読んだのを思い出した。写真では桃色と紫が強く写し出されたが、本当は…

  • 1049 view

ある日の森

クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミン…

  • 502 view

夏も短ければ残暑もないのか?

夜には13度になり霧が立ち込めてきた梅雨入り前とその合間には夏らしいお天気と気温があった。梅雨明けしてみるとこれはどうだ、めっきり涼しくなっていたような気がす…

  • 299 view