秋模様

  1. DIARY
  2. 432 view

9月が過ぎる。
そう思って慌てて書き始めるくらいならと、これでも少しは反省している。
自分で決めて動くのだけど、その通りにならなさ過ぎてしまうと「やれない理由」や「やらない理由」たちが声を上げてくるもので、これにはあっさりと包み込まれてしまうのだ。
困ったもんだ。

近頃はめっきりと涼しくなってきて半袖だけでは朝晩は肌寒くなった。
8月から9月前半はあれほど暑かったのにと、布団にくるまるのも心地よい時期だったりする。桜の木の葉は黄色や赤っぽくなってカラカラと地面に集まっている。蝉は鳴かなくなり、夜には蟋蟀などが威勢が良い。夏から秋へと移るときは、やっぱりどこか寂しくなってしまうのは子どもの頃から変わっていなくて、これはこのままずっと続いていくものなのかも知れないなと気持ちは少し重くのしっかった。できれば季節ごとに喜びが広がっていけたら尚良いが、心情は単純なものと、複雑なものとが絡みついて異物感を残しているもの。たいていは秋の味覚でごまかしているうちに雪が降って来るのが毎年のことだ。

コーヒーの大部分は香りや味わいに留まらず、その作り手の片鱗を感じていたい。
オリジナリティが上手に注がれたならば隅々が満たされていくのを感じる。美味しさだけでは満たされないことがあると、それはずいぶん前から不思議に思っていたことだ。解決方法はないが、自分で感じることを大切にしている。それは間違った解釈だってしてしまう時もあるが、その積み重ねは自分自身にはとても大切な要素になる。それだから目標は穴が開くくらい観察している。主観と客観性のバランス感覚は磨いていきたいと感じた。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

言い訳の作られ方

煮詰まった。頭の中で描いては紙に書き出しを繰り返していた。書いているノートの上に子猫にしては大きくなったピノが寝そべったままノートを覆い尽くすほど伸びてこちら…

  • 468 view

雨上がりの午後カップの中にはコロンビアがなみなみと注がれている。私にはまだ熱いからしばらく放置して、ちょうど良い温度になったら口にしようと楽しみにしていた。…

  • 267 view

遠くで考える移住のこと

自分の住む街のことを想いながら眺めてみると何かと出張が多いが先日は東京へ行ってきた。今年の7月から行われていた「ターンズのがっこう 秋田科」のラストイベントに顔を…

  • 538 view

アカショウビンの声

今朝に森に響くアカショウビンの声を聞いた。今年もやって来てくれたと嬉しいのと安心した。相変わらず綺麗に響く鳴き声だと感心してどの辺にいるかなと眺めていた。しば…

  • 508 view

6月1日

先月末から春ゼミとホトトギスが鳴き始めた。今年はまだアカショウビンは見かけていないけれど、来ないのかなと少し寂しい気持ちでいる。あの澄んで綺麗に響くこだまのような…

  • 425 view

天をも焦がす音

菖蒲太鼓後三年 秋の陣 in 金澤 2017〜出陣前夜〜にてコーヒーを提供してきた。地元の若者中心が行動し作り上げた前夜祭はとてもエネルギーに満ちていて胸にず…

  • 256 view