味わってもらいたいコーヒー
「おすすめのコーヒーは?」と聞かれ答えに迷ってしまうことがある。
私個人的には全く迷っていないのだが、飲み手が欲している「おすすめ」の中に含まれる価格と風味のバランスは人の数ほどあるからだ。もちろん買い物しやすさも考えていたいので何も迷わずこれですよと、お伝えしたらそれで良いのかも知れないのだけど。
おすすめのコーヒーの中にしっかりと届けたいコーヒーが詰め込めたら何よりと味見は欠かせないのだ。つまり「おすすめのコーヒー」とは人の手から人の手へと繋がっていくストーリーがあったりするのだ。そして手に渡ったコーヒーが、また新しいストーリーを紡ぎ出していく。そう考えると何とも素敵じゃないか。
つまり何だよと聞きたいところだろうと思う。
つまりコーヒーは繋がっていくものなんだと言いたい。
いやいや、そうじゃなくておすすめしてもらいたいコーヒーのことだと言うなら、お好みを店員さんへお伝えしてもらうとご自分の好みにぐんと接近できると思う。そのやり取りが具体的であればある程に具体的なおすすめのコーヒーになることをぜひお試し頂きたい。
1.焙煎度合い
2.質感の重さ軽さ
3.お好みの風味
どれか1つでも店員が知っていると次回以降のお買い物も楽しくなると思う。お買い物は、買い手も売り手も大変だ。どちらも気持ち良いお買い物を目指しているからこそ、良質なコミュニケーションになれば幸いだ。