梅雨入りしたそうな

  1. DIARY
  2. 240 view

秋田県も梅雨入り

例年に比べて少し遅く梅雨入りしたようだ。昨日まで好天で汗ばむ日だったが、一日中しっとりとした空気の中少し肌寒かった。パラパラと雨音を聞きながらコーヒーを立て続けに淹れる。毎日ブレンドの実験を続けている。似たような配合でも若干の違いを設けて試作していく。最近は少し深めのブレンドに焦点を当て余韻に甘さが残る配合を探っていく。心地よいほんのりと苦味があって、余韻はほんのり甘さを感じる程度がいい。苦味はスッと消えていくのがいい。完全な自分好みを探っていく。いつもは自分好みは後で考えるのだけど、最近は自分好みを見つけてから足したり引いたりすることが多い。あれこれと迷うのも楽しいが自分の好みをもっと掘り下げるとセミナーを開いた時にどういう訳か言葉を選びやすくなった。

感覚値を紐解いていくやり方と言えば良いのかどうか試し繰り返すのが面白くなってきている。続けることが一番大変なことは何に於いても難しい。ましてやそれを声にしてしまった日には続けるほかに都合の良い言い訳も歯が立たない。独り言で呟いた自分の想いが目に見えない味となっていくことの、いまだ感触の弱い繰り返し。自分の好きなことをするには、それなりの代償を引き換えることになるなんて思いもよらないことだと気が付いた30代。好きなことをするためにやらなければならないこと、続けるためにすること、より良くするためにすること、毎日の中に楽しみを持つことの大切さ。一つのブレンド作りを粛々と続けている内にそんな思いが込み上げてくる。技術と素材のポテンシャルだけではまだ表面的だと思う。もっとコアに近づきたい一心でコーヒーと向き合っているようでも、どこか自分と向き合う時間になっていて哲学的だ。ある種の哲学を持ち一人小難しくなってコーヒーと戯れるのもいい。ただ、鍵をつけているキーホルダーを無くしてしまった。鍵はあるので不自由ではないがしょんぼりだ。

雨の日は暗くなるのも少し早いが雨粒で光る植物がとても綺麗に見える。こんな季節の日に合うブレンドはもっとニッチな雰囲気を持たせてみたいなと思うこの頃。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

ある日の森

クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミン…

  • 498 view

夏の通り道

お盆を越えて随分と涼しくなった。近くの水路にサンショウウオがたくさんいて驚いた。夏は通り過ぎていった様子もあるが、残暑はあるだろう。東北の暑くて短い夏も後…

  • 508 view

夏から秋の匂いへ

9月だ。空が変わり、風が変わり、匂いも音も変わってきた。そういう自然を肌で感じられることは、どこか自然と繋がっているようで心地がいい。先日は青森県の佐…

  • 385 view

続・草むしりの効果

店長!気持ちの良い場所で座ってコーヒー飲みたいなんでもやってくれる店長だ。「そうですねぇ」とその辺にあった板切れを持ってきて素朴で可愛らしいベンチを作って…

  • 545 view

いつかの空、いつかのコーヒー

燃えるような空はあっという間に燻んで冷めていった。早くも10月は終盤を迎えてしまい、紅葉は里山までに降りてきた。こちらの記事の更新では、あれよこれよといい加減…

  • 489 view

梅雨時の散歩

6月12日より横手店を時間短縮で営業再開をした。何とか続けていられることに感謝しかない。新型コロナウィルスの第2波が来るのかどうなのか等、囁かれている中で不安…

  • 378 view