「何をしたいの?」と聞かれることが苦手なんです。という話。|きみ

  1. DIARY
  2. 857 view

何かを考えるには運転中が最適なように思える。
職場での往復は片道40分ほどで、雪道となると大体1時間は見積もっている。
たまにルートを変えては気分も変わったように思えるが、考えていることはほとんど一緒。

「何をしたいの?」「目標は何?」「将来はどんなことをしたい?」
そう訊かれるのが苦手になったのはいつからなのだろうかと考えても思い当たることが多い。

(言ってもどうせできないし)(失敗したらどうしよう)(     )
そんな気持ちが自分の目を覆っているように思える。

大学の頃はポジティブな「 (何かしたいけど)何をしたらいいのかわからない」
今はネガティブな意味で「(        )何をしたらいいのかわからない」

そもそもしたいことがないのはネガティブなことなのだろうか?
すぐ上でポジティブ・ネガティブな意味と定義付けているけど、もしかしたら自分の思い込みなのかもしれない。

でも自分の欲求を素直に自分自身で受け止めることが難しくなってきたようなそんな気がしてやまない。
ここだけを書くとプラスになるような言葉がこの後に続くように思えるけども、
この目を覆っている手はすぐに退くわけでもないのはわかっている。

・他人はそれほど自分のことを気にしていない!
・失敗は沢山しよう!
・・・・

そんな言葉が綴られるコラムも啓蒙本も読んできては、その都度心が晴れたような気分になるが、
苦手なものは苦手なんだ。

同じような気持ちでいる人がいるかはわからないけども、もし「やりたいことがわからない」と嘆いていて苦しい人がいるなら、私もそうだよと伝えたい。
いつかきっと見つかるよ!とかそういう言葉を掛けたいんじゃない。私もそうだよと伝えたい。

いろいろやります!

記事一覧

関連記事

忘れ草

梅雨明け、湯沢、夏のひとり言梅雨明けして夏になった。梅雨明けしたら夜は涼しくなり虫の鳴き声が響いている。空の雲は秋のように広がって夏がそろそろ終盤近くに感…

  • 248 view

デスクワークの密かな楽しみ

隣で店長が今日のメニューを書いていた。なかなかスラスラとペンが走らないようで考えあぐねているようだ。時折空を見上げ、指の間に万年筆を挟みパタパタさせている…

  • 347 view

春の匂いがしている

不安と期待を越えていく高校を卒業して大学進学までの少しの間、友達の家へ毎日のように遊びに出かけてはギターを弾いていた思い出がある。特に上手いこともなく、あれを弾けるよ…

  • 406 view

なごり雪

春がやって来る窓の外を眺め「なごり雪か…」と店長が呟いた。先日までの陽気は失せて細かい雪が舞っている。冬の間は人の狡さと都合の良さを見たが胸に残る思いは少…

  • 455 view

秋田で田舎暮らしとコーヒー

私の住む秋田県湯沢市は人口約4万7千人ほどの小さな街だ。コーヒー屋を開業して15年が経った。今でこそスペシャルティコーヒーを知る人は多くなってきたが、当時はそ…

  • 1371 view

磨くということ

技術を磨くことと自分を磨くこと焙煎で思うようにいかず悩ましい日々を過ごしていた頃があった。もちろん今だって上手く出来ないこともある。しかし今思えば、技術と…

  • 220 view