思いつきで作ったマンデリンとケニアのブレンドが面白かったのは「荒削り」の妙味

  1. COFFEE
  2. 2090 view

思いつきブレンド

集中して焙煎しているとあっという間に時間は過ぎていくが、その都度豆には「こんな感じで」というイメージで焙煎を仕上げている。もちろんそうであっても出来上がりにはブレも多少出てくるのだが、そこをしっかり受け止めれないと修正は難しい。焙煎とカッピングの繰り返しではあるのだけど直感で判断している。

「しっかりボディで花やかアフター」

昨日はマンデリンとケニアがなかなかの仕上がりで自分好みなブレンドができるのでないかと思い付きのブレンドを作る。直感に沿った荒削りの味わいが広がる。まるで太陽降り注ぐ空と大地に駆け抜ける風のよう。あえて整えようとしない潔さが良いのかも知れない。もう少し背伸びして欲張りたいところをぐっと我慢してみると良い時がある。この「良い時」は結果に過ぎないが。。

綺麗にまとめると意外と小さくまとまってしまい面白味に欠けることがあったりするから悩ましい。秋田には「鉈漬け」という漬物がある。簡単に言うと大根を鉈でそぎ切り、甘酒で漬けるというものだが、この「鉈」で切ると断面がザラつくので漬かりやすくなるということのようだ。これはダイレクトに調理法であり、味わいに直結するのだが、先に書いた荒削りの味わいに持たせたかったイメージがそこだ。荒削りには妙味が漂っている。

繊細さと大胆さが結果を面白くするのだろう。これからもどんどん挑戦していくのだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

NIIGATA COFFEE FESTIVAL

3/26(SUN) シティホールプラザ アオーレ長岡3月26日に新潟県長岡市で行われる【 NIIGATA COFFEE FESTIVAL 】 に出店いたします。…

  • 452 view

コーヒーカップに詰めるもの

どれだけ飲んでも、どれだけ焙煎してきても、次から次へとイメージが膨らんでくる。抽出はある程度固定されたレシピのもと手順が身に付いてくると、そのブレ幅が見えてく…

  • 427 view

スペシャルティコーヒー豆の焙煎

どんなコーヒーにしたいのかスペシャルティコーヒー豆は個性豊かで質感が素晴らしいもので、またその流通過程の透明性もあり安心感もある。その素晴らしさをカップの中へ…

  • 275 view

いつかの空、いつかのコーヒー

燃えるような空はあっという間に燻んで冷めていった。早くも10月は終盤を迎えてしまい、紅葉は里山までに降りてきた。こちらの記事の更新では、あれよこれよといい加減…

  • 475 view

北海道出張①

久しぶりの景色と匂いが身に沁みるさて、そろそろ北海道のことを書いていこうと思う。自身の備忘録を兼ねて走り書きのように書いていくので読みにくいこともあると思…

  • 384 view