思いつきで作ったマンデリンとケニアのブレンドが面白かったのは「荒削り」の妙味

  1. COFFEE
  2. 2118 view

思いつきブレンド

集中して焙煎しているとあっという間に時間は過ぎていくが、その都度豆には「こんな感じで」というイメージで焙煎を仕上げている。もちろんそうであっても出来上がりにはブレも多少出てくるのだが、そこをしっかり受け止めれないと修正は難しい。焙煎とカッピングの繰り返しではあるのだけど直感で判断している。

「しっかりボディで花やかアフター」

昨日はマンデリンとケニアがなかなかの仕上がりで自分好みなブレンドができるのでないかと思い付きのブレンドを作る。直感に沿った荒削りの味わいが広がる。まるで太陽降り注ぐ空と大地に駆け抜ける風のよう。あえて整えようとしない潔さが良いのかも知れない。もう少し背伸びして欲張りたいところをぐっと我慢してみると良い時がある。この「良い時」は結果に過ぎないが。。

綺麗にまとめると意外と小さくまとまってしまい面白味に欠けることがあったりするから悩ましい。秋田には「鉈漬け」という漬物がある。簡単に言うと大根を鉈でそぎ切り、甘酒で漬けるというものだが、この「鉈」で切ると断面がザラつくので漬かりやすくなるということのようだ。これはダイレクトに調理法であり、味わいに直結するのだが、先に書いた荒削りの味わいに持たせたかったイメージがそこだ。荒削りには妙味が漂っている。

繊細さと大胆さが結果を面白くするのだろう。これからもどんどん挑戦していくのだ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

桜はもう

コーヒーと恋愛春になるとなんとなく口ずさんでしまう歌がある。サニーデイ・サービスの『東京』というアルバムは1996年に発表された。もう21年前になるけれど…

  • 511 view

コーヒーについて

10月に入り朝と夜は寒くなった。そろそろストーブに火を着けたいと悩んでしまう気温だ。だから長袖を着て机に向かっている。先日、久しぶりに神戸へ行きコーヒ…

  • 572 view

北海道出張②

自然豊かな思考この日はとりあえず野付半島ネイチャーセンターへ向かうことにする。トドワラやナラワラが広がる細長い半島で、規模としては日本最大の「砂嘴」となっ…

  • 476 view

NIIGATA COFFEE FESTIVAL 2017 A…

やっぱり車中は楽しい先日、3月にも開催された「NIIGATA COFFEE FESTIVAL」へ2回目の参加をしてきた。夕方まで仕事をしてからの出発になり…

  • 422 view

グァテマラセミナーへ

セミナーとSCAJグァテマラのコーヒー農園主からお話をいろいろと聞いてこれる貴重な機会を頂いた。カッピングもできるので今から楽しみだ。コーヒーと言えど様々にあ…

  • 299 view