春景色のゴールデンウィーク

  1. DIARY
  2. 832 view

GWも後半

すっかり春景色に包まれた湯沢市もGWで帰省中の方々が多く訪れている。
心なしかGWに桜は間に合ったものの散るのが早いかとも感じたが、この儚さも美しさの一つだろう。

儚げなとは心情を擽る言葉だと思う。

連休中にはたくさんの方にご来店頂きコーヒーやスウィーツ、カレーなどをたくさんご注文に感謝。これから後半なので楽しく安全に満喫して頂きたい。

夜にはフクロウの鳴き声を聴きながら焙煎をしている。
暗闇から聴こえる鳴き声にソワソワしながら集中している。焙煎を少し変化させながら香りや後味の輪郭の出方を楽しんでいる。これだという正解は追わずにセッションするように焙煎をするのはとても楽しい。

コーヒーの仕事は接し方次第で大きく変化していくと思うが、しっかりと目的意識を持った方が良い。焙煎や抽出だけが仕事ではなく、それを取り巻く環境整備も大切になる。結果ばかりを気にしていてもいけないし、技術だけでもまとめられない。連休中のめまぐるしい抽出の中で色々と気が付くことが多い。

なんの仕事でもそうだが、仕事は大変だ。しっかり考えたらなおさらに息が詰まりそうになる。

面白く向き合っていないと損をする。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

田圃の中で考えたクリエイティビティ

新しいものを生む想像力男鹿市五里合にある「こおひい工房 珈音」さんの田んぼで稲刈りをしてきた。6月下旬から7月下旬の頃に「蛍カフェ」のコラボレーション…

  • 391 view

お盆になると小学校の夏休みを思い出す

夏休み雰囲気が良い仕事を終えてからお墓参りへ出かけた。すっかり暗くなってしまい携帯のライトで足元を照らしながら歩いた。私の家は25代ほど続いておりお墓も数…

  • 418 view

遠くで考える移住のこと

自分の住む街のことを想いながら眺めてみると何かと出張が多いが先日は東京へ行ってきた。今年の7月から行われていた「ターンズのがっこう 秋田科」のラストイベントに顔を…

  • 527 view

夕焼け小焼け

空が桃色になる「夕焼け小焼け」の「小焼け」は北原白秋の造語だった可能性があると何かで読んだのを思い出した。写真では桃色と紫が強く写し出されたが、本当は…

  • 938 view

ある日の森

クマがやって来た早いもので9月も終わりかけになった。8月の暑さはお盆前からの長雨で穏やかになって夏は急に大人しくなっていった。それでも時折の晴れ間にはミンミン…

  • 472 view

桜はもう

コーヒーと恋愛春になるとなんとなく口ずさんでしまう歌がある。サニーデイ・サービスの『東京』というアルバムは1996年に発表された。もう21年前になるけれど…

  • 475 view