前進と後退

  1. DIARY
  2. 835 view

「働かないで生きていけないかなー」
「無理でしょ?」

黒田硫黄 茄子1巻 ランチボックス

ここ何日か、周りの人と話をしていると
学校の卒業式やそれに伴う飲み会などで忙しいようだった。
卒業した学生(特に高校生)は新しい生活への期待で嬉々としたり、反対に鬱々としている人もいるのかな。
記憶が怪しいのであまり覚えていないのだけど、今日は20歳前後の頃に起こった事を沢山思い出した。
その頃は浪人時代と学生時代で私はモラトリアム真っ只中。全てを先延ばしにしていた。
やることといえば、覚えたての新しい音楽を聴き、友人に楽器の弾き方を教えてもらったり、公園でキャッチボールや鳩の相手をしてみたり、なんとも長閑で能天気だった。
その一方で自分の進む道もわからず、漠然と心の中に不安を感じながら、なんとなく息をして暮らしているだけだった。
進む道なんてないのか、と気づいたのは随分後のことだった。
ただただ周りに甘えていただけなので、思い出すと今でも情けなく、恥ずかしい気持ちになってしょうがない。
過去はどうしても美化してしまう。懐かしむのは甘く、苦い思い出も楽しい時間だ。浸ってはいられないけど。
もうあの頃と同じ空気を吸うことはできないし、思い描いていたものとは全く違うものになってしまったけど、今は今で楽しいものだとレモンサワーと焼き鳥を前にして思う。

冒頭の文は私の好きな漫画のセリフ。
若き失業者、国重さんと有野くんがお弁当を持って、河原でキャッチボールをする話だ。最高だ。

【かしらや】
所在地: 〒013-0027 秋田県横手市平城町5−24
電話: 0182-33-2417

関連記事

大晦日

そうそう忙しくないのに、追われていたことに気付くと大晦日だ。先週の大雪では毎日除雪に追われて仕事も後回しにな李、今朝も昨日からの雪に呑み込まれている。年末の慌…

  • 452 view

蜃気楼のように湧き上がってきた時間

朝から雨が降っていた。昼頃には少しの間土砂降りになったが久しぶりに土の中まで潤ったんじゃないかな。午後には幾らか青空が見えてきたけれど澄んだ空気は冷たくなっていた。周…

  • 439 view

紛れこむものの作用

カエルの合唱が風に乗って聞こえてくる。そろそろ田圃に水が入る季節だと知れる。こういう里山の田舎では自然からたくさんの便りがある。今年も「アカショウビン」が来て…

  • 363 view

もし子猫になった場合

足元に蜂が落ちていた。もう息絶え絶えに動かなくなっていて、ツンツンとしても微かに触覚が動いたような気がするくらいだった。ここで絶えるのも不憫と思い窓の外へ運び出す…

  • 322 view

ご無沙汰しております。

月日が経つのは早いもので、振り返れば色々なことがあった。Webマガジンというコーヒー片手につらつら読んでもらえればと思い、身近にあることや、遠く海外のこと、そして不意…

  • 104 view

ホトトギスの初音

育ちが早い草があっという間に背丈を追い越した。視界を遮るように生い茂っている。そろそろ草刈りをしなきゃと思いつつ、これがわかっていても何かのせいにして…

  • 870 view