海へ

  1. DIARY
  2. 343 view

海が聞こえる

海へ行った。

久しぶりに写真というものが楽しく難しいと感じた。仕事ではサクサクと進めるように感じていたものが、ふとした時に感触を得なかった。例えばそれを目的とした場合には、何かしらの感触を感じたいのだ。

しかしそれがどうも弱い。強く感じたものはもう一度写真を撮ろうという感触だった。昨今のカメラの性能は申し分なく見たままが撮れるようになってきたのではないだろうか。

綺麗な景色は写真にするとより綺麗に見える。だけども妙な感覚に陥ってしまう。

綺麗だけども厚みがない。コーヒーで言う所のボディだ。その場所には匂いや音、その他生物の息吹が蠢いているのにそれは目に映ることが少ないから写真には現れにくいのだろう。

まあ、目の前にあるモノが写るのだから当然の結果だが。

そんなことをつらつらと頭の中で捏ねながらシャッターを切っていた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

2019

年が明けて思うこと多し年が明けてお正月だ。それぞれに過ごす楽しいことも多い時期かも知れないな。私てきにはいつもと変わらないお正月になっている。コ…

  • 525 view

早くも秋の夜長の雰囲気のコーヒー

夏から秋へ季節の移り変わりは微妙なニュアンスが大切で、ここからキッパリと線を引かれると困惑する。先日に全国花火競技大会が大仙市で開催されたが、2度の大雨に…

  • 370 view

不思議な小さな世界

エッセンスエッセンスが欠けてしまうと何か感触がないような感覚になる。そのエッセンスはどこなのか?何事にもどこかに隠れていたりするのだが、なかなか姿を現…

  • 384 view

星空を撮影する時の大敵はズバリ蚊だ!

耳元で囁く蚊の声お盆を過ぎるとすっかり涼しくなった。毎年のことだがどうにも寂しくなる。これは勝手に感傷的になっているので主観的だが夏祭りも、お盆を境界線にして…

  • 626 view

雨の声

雨は物に当たって音がするシトシトと降る雨に音はないのだけど何かに打つかって音がなるということだ。とても心地の良いコラボレーション感じる。単体では声にならな…

  • 166 view