寒い時期はやはり鍋を食べる機会が増えるのですが、
秋田県で鍋といえばきりたんぽ鍋でしょうか。
他に汁物でいえば、納豆汁や芋の子汁があります。
その鍋に欠かせないと言われるのが「せり」です。
特に湯沢市三関地区で採れる三関せりは味、香り、食感からとても評価が高く、ブランドとしてよく知られています。
緑の葉の部分は歯ごたえザクザクと、香りよく。
綺麗な白い根はシャクシャクと、フワリと地の味をさせてくれます。
仙台のせりしゃぶ屋さんで聞いた話ですが、そのお店では三関地区のせりを品種改良したものを使用しており、根を食べるというのも最初は驚いたそうです。三関せりには頭が上がりません、という言葉に内心、得意な気持ちにさせられました。
三関せりの始まりは江戸時代。三関扇状地と呼ばれる地形・地質が栽培に適しているのだそうです。
ここの土地で数百年。。。
見慣れた田んぼの風景にせり摘みをしている江戸時代の人々が見えてくるようです。
先日、湯沢市にあるお店、『河童の川太郎』さんで、「せりしゃぶ」をいただいてきました。柚子を浮かべた出汁の中で、せりをササッと泳がせてそのまま口に運びます。なんとも美味しかったです。
こちらのお店のハタハタ寿司も絶品ですよ。
【河童の川太郎】0183-73-3822
秋田県湯沢市表町2丁目4−7