自分作りをしっかりと

  1. DIARY
  2. 360 view

過ごしやすくて結構なのだが少し肌寒い日が続いている。
高い木の天辺から聞こえてくる美しく元気な声の主は誰だろうと気になったまま時間が過ぎた。お店の玄関先に植えた薔薇はいつの間にか蕾が増えていて大きく膨らんでいるのが嬉しい。

国際教養大学の学生たちと話す機会があって色々と聞いてみた。
若い頃の自分よりかなり真面目でしっかりしているように見えるのは、お前と比べるなと怒られそうだが、少し気になった。それでも好奇心が足を動かし外へ外へと自分を運んでいく姿は頼もしく羨ましい。夢や野望を掴もうとする言葉の強さ、眼差しなどは純粋無垢だ。彼らを見守る素敵な大人もいて、それぞれは楽しく暮らしている様子だった。

しかし、社会に出た途端に選択しなければならない現実が待っているし、国は老後まで数千万円は貯めておけという始末。
現実は容赦ないのだ。

そういう時代とはいえ「自分らしく」を失くさないよう、うまく進んで行って欲しいと願う。

もしいつか自分の師匠と思える人と出会った時はしっかり真似てみて欲しい。だからこそ師匠はしっかりと選ぶべきだ。

それではまた。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

屋根に雨音が響いている。しかし…

新型コロナウィルスは自分の首まで絞めさせるのか春先の景色にしては雪解けが早い。近くの側溝に流れる水の勢いは割と穏やかで緑が広がり始めた。賑やかだったフキノトウやフ…

  • 471 view

携帯電話から解放された日

とにかく不便を感じる違和感ギリギリで新幹線に飛び乗り座席に座り一仕事しようとしたら携帯がうまく繋がらない。アレもコレも移動中に済ませようと車の運転中に段取りを考えてい…

  • 563 view

自分が住んでいる街について

人と街毎日コーヒーや写真やカレーを追いかけたり追われたりしているのだが、ふと自分はどこへ向かうのかと考えることはしばしばある。自分が育った街に戻ってき…

  • 404 view

雪がしんしん降る夜

写真の整理とコーヒー一昨日に出張から戻り水道の蛇口をひねると水が出なくなっていた。数日間留守にしていたので凍ってしまったかと一晩中ストーブで温めて、電気ストーブを配管…

  • 429 view

呼び声

声のする方へクンクン甘えた声がする。カプリは視力が悪くなってきた。耳も遠くなってきた。オンオンと元気に鳴いて私を呼び、お店のドアが開くとピョンピョ…

  • 399 view

抽出というのは何事にも通ずるか?

今日はコーヒー豆をできるだけ細かく挽いてドリップした。できるだけといってもエスプレッソ用までにはいかない程度に留める。単なる気分転換だ。抽出されたコーヒーは味…

  • 353 view