新たな感覚とコーヒー作り
まずは。
ゴールデンウィーク期間中には多くのご来店頂き心よりお礼申し上げます。
長い連休となり例年以上に多彩な顔ぶれと出会えた。おかげで随分と新しい挑戦をした。
湯沢店のリニューアルでコーヒー抽出のセッティング毎に感じる味の違和感など、豆一粒一粒の持つそれぞれの風味。そういう一定でない不確定を予測する面白味がそこにはあった。曖昧にすることで、ぼやけた辺りに親しみを感じることもあるが、曖昧にした時から、曖昧の世界でしかいられないような感覚に陥った。
そういうストイックな時間だった。
ストイックと言ってしまえば聞こえは良いかも知れないが、そうでもない。
ストイックなんてものは我武者羅とは違う。
描くイメージに追いつこうと随分と捨ててしまったものもある。自分の中にある圧縮されたイメージを具体的に再現するとなると「賭け」に近い感じもあって、それは断定する怖さがあった。いわゆる曖昧さを持たせない答えだ。随分と窮屈なコーヒーになってしまわないか、またはお店になってしまったのではないかと不安を通り越し心配だった。
そんな心配をよそに忘れて楽しむ店長やスタッフ、自分がいたこと。
前を向き進むこと、シンプルには覚悟がいるな、と改めて知った。
新しく目標を持てたこと、その先を見てまた進んでいこうと強く思っている。
色々とお楽しみに。
それではまた。