雨の音が好き

  1. DIARY
  2. 384 view

屋根に落ちる雨粒の音

予め断っておくが多少酔っている。
本日のお酒は、富山県の「MASUIZUMI」というお酒。とても綺麗な味があり透き通ったお水のようだ。
酔わないと書けないというわけではないが、ここ最近は仕事を終えて寝る前に何かの修行のごとくキーボードと睨めっこするのを日課にしている。それは自分がどんなことをして何を感じたかを綴るだけのシンプルで難解な執筆作業だ。大袈裟に言えばそうなる。誰にせがまれている訳でもなく単なる日課としているので、いつまで続くか本人にも分からない。

人の言葉には気持ちが込められ、時に戦略的に、時に穏やかに、たまにえぐられ傷を残すことがある。前に真っ直ぐ進むことは理想だが、人の言葉を聞き入れると躊躇してしまうこともしばしばある。それは自信がないからなのか、迷っているのかネガティヴに転びやすい。自分の場合は理屈で整理するとその状況に陥りやすくなる。今日は色々な人の話を聞いた。勇気あること、挑戦、思考的なことなど、刺激を受けた。自分が発した言葉がいつしか形となったらいいな。そう思える日だった。

記事を書き始める頃に雨が降ってきて屋根の途端を強めに叩いていた。雨粒の弾ける音は不規則な強弱とリズムなのに落ち着くのは不思議だ。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

早くも秋の夜長の雰囲気のコーヒー

夏から秋へ季節の移り変わりは微妙なニュアンスが大切で、ここからキッパリと線を引かれると困惑する。先日に全国花火競技大会が大仙市で開催されたが、2度の大雨に…

  • 372 view

ペンの走る先は

今日は蔵の街・増田にある増田高校へ。社会人約30名と増田高校の2年生(春には3年生)150人とのグループトーク形式の交流会でした。高校生の時に憧れ…

  • 614 view

春景色のゴールデンウィーク

GWも後半すっかり春景色に包まれた湯沢市もGWで帰省中の方々が多く訪れている。心なしかGWに桜は間に合ったものの散るのが早いかとも感じたが、この儚さも美し…

  • 834 view

枯れて咲く紫陽花

枯れて色濃くきれいに咲いているのも好きだが枯れていく様も悪くない。瑞々しい色が退色していってカラカラに乾くと、それまでにない存在感が出てくるドライフラワー…

  • 313 view

もし子猫になった場合

足元に蜂が落ちていた。もう息絶え絶えに動かなくなっていて、ツンツンとしても微かに触覚が動いたような気がするくらいだった。ここで絶えるのも不憫と思い窓の外へ運び出す…

  • 297 view

遠くで考える移住のこと

自分の住む街のことを想いながら眺めてみると何かと出張が多いが先日は東京へ行ってきた。今年の7月から行われていた「ターンズのがっこう 秋田科」のラストイベントに顔を…

  • 527 view