水が流れる音に春を感じる

  1. DIARY
  2. 588 view

春の匂いを吸い込み思うこと

雪解け水が激しく音を立てて側溝を流れている。
その音を聞くと春だなと思うのだ。春の気配はしばらく前からあったのだが、ここしばらくは気温が下がり雪が降ったりと、晴れていてもまるで11月の小春日和な感じだった。しかし、こういう水の音で春だと感じるのも風情がある。
雪国秋田の春は泥濘が広がりはするけれど、日向には一斉に福寿草が咲いている。

明日は夕方から『日本で最も美しい村』連合 季刊誌の撮影で近畿方面へ出張する。
春うららな感じと素直な写真を撮りたいと思っている。毎回自分なりの課題があり目標もある。
春の音や匂いは眼に映り難い。

頬を撫でるような優しい写真になるといいな。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

紛れこむものの作用

カエルの合唱が風に乗って聞こえてくる。そろそろ田圃に水が入る季節だと知れる。こういう里山の田舎では自然からたくさんの便りがある。今年も「アカショウビン」が来て…

  • 339 view

夏から秋の匂いへ

9月だ。空が変わり、風が変わり、匂いも音も変わってきた。そういう自然を肌で感じられることは、どこか自然と繋がっているようで心地がいい。先日は青森県の佐…

  • 375 view

昼間の薔薇

薔薇の香り本日はお昼過ぎから打ち合わせがあり出かけていた。打ち合わせ先の近所に素敵な感じに咲いているバラを見つけて嬉々とする。軒下の陰で少し枯れ始めている薔薇に近…

  • 300 view

夏も短ければ残暑もないのか?

夜には13度になり霧が立ち込めてきた梅雨入り前とその合間には夏らしいお天気と気温があった。梅雨明けしてみるとこれはどうだ、めっきり涼しくなっていたような気がす…

  • 263 view

ある子猫の生涯

虚無と花子猫が倒れていた。目脂と涎で顔は汚れ失禁していて時折思い出したように苦しく深く息をし、まるで嗚咽するかのようだった。瞳孔は開き血色無く身体は冷…

  • 528 view