遠くで考える移住のこと

  1. DIARY
  2. 527 view

自分の住む街のことを想いながら眺めてみると

何かと出張が多いが先日は東京へ行ってきた。
今年の7月から行われていた「ターンズのがっこう 秋田科」のラストイベントに顔を出す。

男鹿市への移住者向けのツアーなどがあり微力ながら撮影等のお手伝いをしてきた。
仕事で「日本で最も美しい村」の取材先でも移住された方々はよく撮影してきた。地方への移住を考えている人の話や、それぞれの想いには少ないが接してきている。私が何かできることでもないが、私の中で「移住」というキーワードはここ数年で上位に上がってきていた。

「移住」の中には様々な人の想いが含まれていて、新天地というだけで終われないものだ。
世の中も「地方」に焦点を当てることが増えてきて移住は敷居も窓口も大きくなってきたかも知れないが、移住するご本人の勇気や覚悟は何よりも必要とする。

移住はなかなか重たい「言葉」に感じている。もっと軽やかに舞う花びらのようでもいい。そして幸として、そこに種が落ちて芽が伸びたら、浴びる陽光や吹き抜ける風もが自分を教えてくれると思う。

地域にはまだまだ多くの可能性が残っているのだが、それを巧く活かせられていないのも事実としてある。地域としても移住を最終目的としないで関係人口の増加にベクトルが振られていることもあろうと思う。移住の水面下では様々な不安ごとと期待感が蠢いているのだろうと察するのだが。

イベントでは地元愛に触れられて良かったと思っている。
仕事であれ、何であれ、地元への関係性を良質に保とうとする人や、仲間を増やしたい人も、秋田への愛着を感じた。これが地方創生の「コア」なのだとも思う。ここで地方創生を出してしまえば様々な誤解を生む恐れがあるが仕方ない。国が打ち出したものであればこそ、そう容易いことではない。

そこが好きで住める人、そうでない人を含め地域は機能していくのだから、楽しみを生める人には人が集まってくる。それは小さなエリアでも可能だ。色々な地方を訪れて出会う移住者の中にはそういう方が多くいた。

自分づくりを怠らないのだ。

強く美しく生きるために、削られていくものと磨かれ光り始めるもの、人が本来持つ能力は身体のどこかに埋まっているのかも知れない。それがいつの日かひょんな事で見つかることがあると思う。それが移住なのか、仕事なのか、遊びなのか。悩まなくていいのだ。毎日を自分を楽しめば良い。

はは、何を偉そうに。

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

なごり雪

春がやって来る窓の外を眺め「なごり雪か…」と店長が呟いた。先日までの陽気は失せて細かい雪が舞っている。冬の間は人の狡さと都合の良さを見たが胸に残る思いは少…

  • 457 view

北海道出張③

すっかりとご無沙汰の北海道出張記の続きを書こうかな。7月の前半のこと、既に季節は秋へと進んでいるのだが。野付半島から知床方面へ向かう。途中、標津町…

  • 466 view

小さな感触

一歩踏みしめるほんの小さな目標でも達成できたことによって嬉しさは桁違いに倍増する。「目標」はそんな効果もある。本日はそういう日だった。それが日ごと月ごとに…

  • 227 view

薔薇が咲いた

お店の玄関先に植えた小さな花の薔薇が今年はたくさん花芽を付けていたので数日の間はソワソワしている。困ったことに伸びてきた新芽はことごとく萎れてしまって、原因は…

  • 398 view

桜が咲きましたよ

りんご畑の消毒の音と山里の桜数日前から陽気なお天気で、思わず半袖になってしまいそうな気温がとても良かった。しかし昨日から薄曇りの小雨模様になり気温は低…

  • 454 view