書けないから、書く

  1. DIARY
  2. 185 view

お湯割と焼きめざし

何か書こうと思いパソコンを開いてみたが、昼間に思い付いたことが夜になって思い返すと書くほどというか書きたいほどでもない。仕方なく熊本へ行ったときに買ってきた紅小牧のお湯割を準備し、塩っぱい焼きめざしを食べている。何を書きたいか分からない時、無理に書く必要はない、そう言い聞かせてめざしをもう一匹食べる。塩っぱい。

せっかく読んでくれている方には申し訳ないが、このままだと書けない実況を綴るだけかも知れないので予めご容赦願いたい。何でもサササっと完了できる人が羨ましいが、思うようにいかずこうして少し落ち込みながらお酒とめざしをボリボリやっているのも案外わるくない。小さな反省と共に自分が何を考えているのかを復習できる。
 
今日は県の事業の集まりがあって十数名のお話を聞き自分の意見感想を述べる機会があった。人と地域の結びつきや思い入れは目に見えるものではない。目に見えないことがあるのは不安になったり、自分勝手なモチベーションでポジティヴに考えられる、そういう可能性があると思うし、もとより不安が無ければ進めないこともある。どんな状況下でも自分で居られる強さは欲しい。楽しみがないなら作ればいい。

雑多などこかに美を見いだせること、それを美しいと言える勇気。勇気だけでは解決できないことも多いから辛辣だ。誰かの勇気になれたらそれでもいい。そんなことを考えてみた時間。

 

コーヒー豆の買い付けで海外へ行き、コーヒー豆の消費国と生産国で多くのバリスタと出会いコーヒーの世界観はまだまだ広がっていく。人の魅力はどこからやってくるのか、撮影の折にいつも思う。美しさとは何なのか、近年のテーマとなっている。旅はこれからだ。

caffe gita yuzawa / caffe gita yokote オーナー
株式会社 gita 代表取締役

記事一覧

関連記事

桜はもう

コーヒーと恋愛春になるとなんとなく口ずさんでしまう歌がある。サニーデイ・サービスの『東京』というアルバムは1996年に発表された。もう21年前になるけれど…

  • 430 view

紛れこむものの作用

カエルの合唱が風に乗って聞こえてくる。そろそろ田圃に水が入る季節だと知れる。こういう里山の田舎では自然からたくさんの便りがある。今年も「アカショウビン」が来て…

  • 332 view

夏から秋の匂いへ

9月だ。空が変わり、風が変わり、匂いも音も変わってきた。そういう自然を肌で感じられることは、どこか自然と繋がっているようで心地がいい。先日は青森県の佐…

  • 366 view

雪国に暮らすということ

春を待つ楽しみ雪国に生まれ育った私はいつの間にか春を待つことが楽しみになっている。「春を待つ」という言葉もいい雰囲気だ。秋の紅葉が終わりを迎える頃に冬支度が少し進んで…

  • 429 view

コーヒー生豆の香り

しっかりとしたフルーツ感焙煎後のコーヒー豆の香りは芳しく果実に例えられたりカカオを想起させたり色々とある。生豆の香りはというと、これも果実感が強いものから…

  • 2686 view

蜃気楼のように湧き上がってきた時間

朝から雨が降っていた。昼頃には少しの間土砂降りになったが久しぶりに土の中まで潤ったんじゃないかな。午後には幾らか青空が見えてきたけれど澄んだ空気は冷たくなっていた。周…

  • 393 view